森と木のクリエーター科 木造建築専攻

7 専門・共通科目

少人数教育で総合力を身につける総合力の素地づくり
木造建築の基本をしっかりと学ぶ専門科目
森林・林業分野の基本知識と技術習得の共通科目

実践プロジェクトや性能評価、木造建築病理学といった専門性の高いスキルを活かすには、その素地となる総合力が必要です。
アカデミーでは、構造の基礎から防火、木材の流通や性質、建築法規といった、充実した専門科目と、森林・林業の基本的な知識や体験を通して学ぶ共通科目が皆さんの総合力を高めていきます。
県立の学校ならではの贅沢な少人数教育によって、学生一人一人にあったカリキュラムの構成やスピードでしっかりと素地を作っていきます。

建築学生は1学年で概ね5名程度の人数です。
それに対して、建築の常勤教員は4名。
各分野のトップランナーをお招きする非常勤教員を合わせると数十人になる、とても贅沢な環境です。
基本的に専門の授業は毎日行われ、授業の合間を縫って、プロジェクトなどを学生が時間コントロールを行い活動します。

教育に深みを与えるのが、林業や木工、環境教育の本学の多彩な教員陣です。
外構計画の庭づくりでは、森林生態の先生から様々なことを学び、内部に置かれる家具は木工の先生からといった具合に、
総合学問である建築にとって、まさに理想の環境です。

この教育を実現するのが、施設の充実度です。
学内に製材機や加工機があり、さらには実大の構造試験機まで設置されています。
構造を計算によって検討したのち、実大構造試験で実際の性能を確認することもできます。

またドイツのロッテンブルク林業大学と教育連携を結んでおり、双方の学生が毎年のように学術交流を行っています。

 

専門科目と共通科目

専門科目 各分野の専門家として身につけておいてほしい知識や技術について学ぶ科目です。各専攻で重複して開講されるため、基本的に所属する専攻以外の科目を受講することはできません。
共通科目 森林文化アカデミーの学生として身につけておいてほしい知識や技術について学ぶ科目です。所属する講座やコースにかかわらず受講ができます。基本的に他の科目と重複して開講されることはありません。

必修科目と選択科目

必修科目 卒業までに必ず履修しなければならない科目です。
選択科目 受講するかしないかを各自で選択できる科目です。

必修要件

森林文化アカデミーでは取得単位を「時間」でカウントしています。卒業には1800時間以上の科目を履修する必要があります。なお、各科目の時間数はカリキュラム一覧に記載しています。


 科目紹介

2018年度の科目一覧を紹介していますが、授業名や内容は変更する場合があります。
科目名からリンク先の活動報告で授業の一部が確認できます。

■専門科目 木造建築専攻

科 目 名 区分 時間数
木造建築病理学
木造建築の構造、劣化対策、温熱などの性能診断、改修方法などを体系的に学びます。
必須 60
木造建築の防火
木造建築の防火の考え方を学び、効果的に木材を活用できる手法を学びます。
必須 30
木造建築の総合デザイン演習
1,2年生がチームを組んでそれぞれの持ち味を活かし短期間で計画をまとめます。
選択 60
建築材料
建築で使用される各種材料の特性を学び、適切な材料選択ができるようにします。
選択 15
木造建築病理学実習
既存建物の耐震性能、温熱性能、不 具合や劣化などを調査診断の実習を行います。
選択 30
先端建築学
建築の工法や材料は日々進化をしており、その時々の先端建築を学びます。
選択 30
構造測定実習 選択 30
木造建築専攻ゼミ1
各専攻で課題研究や実践プロジェクトの進捗を確認したり意見を出し合い内容を深めます。
必須 30
CADの基礎
CADの基本概念を理解 し、CADの基本的な操作を習得します。
必須 15
木造建築CAD
線の持つ意味を考えて、建築設計図面を描けるようにします。
必須 15
空間認識
身の回りを囲む空間や家具、素材を認識しイメージできるようにトレーニングします。
必須 15
計画演習
設計条件を整理し、設定され た短い時間内に考えをまとめ、計画を図面にまとめます。
必須 15
木質構造力学・静定
構造の基礎となる単純梁、片持梁、静定トラス等に作用する荷重や反力、応力度などを学びます。
必須 30
建築構法
木造、S造、RC造など、多様な構法について機能や性能、部材、構造的特徴を学びます。
必須 15
基礎をつくる(自力建設)
地盤調査やデータを読み取り、建築の基礎設計を行い、実際に施工します。
必須 60
部材をつくる(自力建設)
木材加工の基礎的な知識を、木材加工(切削、接着、加工など)を実体験から学びます。
必須 30
墨付けと刻み(自力建設)
大工技術の基礎を体験することにより、木の性質を読み、木を扱うことを 体得します。
必須 60
木造建築計画の基礎
計画10のステップを用いて、計画の与条件整理から性能
設計、総合的な視点まで学びます。
必須 30
小規模建築物の計画1(自力建設)
自力
建設の与条件整理、計画、プレゼンテーション、基本、実施設計の進め方などを学びます。
選択 30
電動工具の基礎
丸鋸やインパクトドライバーなど手持ち電動工具の安全な使い方を学びます。
選択 15
木材塗装(自然塗料)
多用な塗料の性質を理解し、実習としてオイル、漆の基本的な塗装疑似術を身に着けます。
選択 15
架構をつくる(自力建設)
墨付けと刻みで作成した建築部材の組み方を建て方を通して体得します。
必須 60
構造設計製図・木拾い術
構造の考え方を理解したうえで伏図を描き、使用される木材を拾う技術を習得します。
選択 30
小規模建築物の計2(自力建設)
工事の進行に合わせて施工図や指示書をまとめ、施工計画をたてることを学びます。
選択 30
木造建築の環境性能設計1
温熱性能(断熱、日射制御、気密、防露)を定量的に計算できる技術を学びます。
選択 15
木造建築の環境性能設2 選択 15
木質構造力学・不静定 選択 30
木造建築法規
建築をつくるうえで法規は避けては通れません。実務に即した演習を交えて学びます。
選択 15
木材の適材適所 選択 15
家具をつくる(自力建設)
自力建設に設置する什器を木工専攻と協同で製作します。建築と家具の違いが出ます。
選択 30
木造建築専攻ゼミ2
各専攻で課題研究や実践プロジェクトの進捗を確認したり意見を出し合い内容を深めます。
必須 30
木造建築の設計製図
性能や考え方を整理しながら実施設計図書を一式作図します。
選択 45
建築防災計画 選択 60
メンテナンス実習
校舎や自力建設など、木造建築を対象に、メンテナンスを適切に行うための知識、技術を学びます。
選択 30
木造建築計画の応用
実物件(あるいは仮想施主)の設計、プレゼンテーションなど、適切に進める方法を学びます。
選択 45
木造建築のための木材利用技術
木材を利用するために必要な水分、乾燥、強度、耐久性等の知識を学びます。
選択 60
建築設備
省エネと心地いい住環境の実現のために、バランスよく検討するための要素技術を学びます。
選択 30
構造解析
様々な構造解析手法、構造架構と、その構成要素の動力学的性状と設計法の基礎を学びます。
選択 30
木質構造設計の基本 選択 30
製材と木取り 選択 30
設計監理法
設計監理の各段階で注意しなければならないことを学び実践力を鍛えます。
選択 30
小規模建築物の計画3(自力建設) 選択 15
木質構造設計の応用 選択 30
建築生物学(バウビオロギー)
外構計画や室内環境、素材の由来など、建築生物学の幅広い視点を学びます。
選択 15
古民家の再生
古民家の見方・調べ方、古民家の良さを活かした再生の要点を学びます。
選択 30
原木の利用と流通
原木にスポットを当て、その流通ルートを辿りながら、木材流通・利用の仕組みや現状を学びます。
選択 30

■共通科目

科 目 名 区分 時間数
森林文化1
日本人の思想に深く影響を与えてきた森林文化はどのようなものであったかを探ります。
必須 15
林業・林産業体験実習
造林・育林・伐採、搬出作業から製材・加工の体験を通して上流と下流の繋がりを理解します。
必須 30
地域(美濃市)を知る
先人の知恵や努力に支えられた伝統や文化に触れ、地域再生や地方創世はどうあるべきか考えます。
必須 30
アウトドア・チームビルディング
同級生同士を信じて結束力を高め、目標を達成することで共通の達成感を得ます。
必須 15
森林から木材、暮らしへ
入学最初に始まる授業で、林業、地域活性、木造建築、木工、暮らしまで一連の流れを概観します。
必須 45
樹木同定実習
アカデミー構内の植栽木を中心に概ね40種の樹木を主に葉で同定する能力を習得します。
必須 30
生態系サービスと森林の公益的機能
森林が持つ様々な生態系サービスと正しい森林施業が公益的機能を発揮していることを学びます。
必須 15
日本の森林と林業
森林植生や森林資源など森林と林業について、基本的なことを学びます
必須 30
環境共生学概論1
森林文化や伝統的な資源等を未来の活用資源として見直し、多面的学問領域から考えます。
必須 15
救急法講習1
社会人として緊急時に積極的に対応できるように救急法の基本的な技術を学びます。
必須 15
森林文化2
日本人の思想に深く影響を与えてきた森林文化はどのようなものであったかを探ります。
必須 15
課題研究
自らテーマを設定し、研究に取り組みます。この成果が自分の自信につながります。
必須 450
環境共生学概論2
森林文化や伝統的な資源等を未来の活用資源として見直し、多面的学問領域から考えます。
必須 15
デザインするための美術の基礎
じっくりデッサンに取り組むことで客観的に視る力、完成度を図る力を養います。
選択 30
文章表現の技術
かりやすい文章と技術を学び、構成を検討して実践する中で文章表現の技術を習得します。
選択 15
ファシリテーション実習
プロジェクトやコミュニティ活動などで応用可能なファシリテーションの基礎技術を習得します。
選択 30
チェーンソー・刈払機操作入門
チェーンソーと刈払機の基本的な操作を学びます。建築学生にも必須となります。
選択 30
刃物の研ぎ 選択 15
情報発信演習
伝えたい情報を整理し、様々な手段を用いて効果的に相手に伝えるための技術や表現を学びます。
選択 30
地域調査法実習
農山村に暮らす人々の価値観を理解するための地域調査法の基礎を学びます。
選択 30
里山利活用実習 選択 45
コミュニティビジネス起業論(基礎編)
人の事業計画作成を通じて事業経営の発送と基本様式を身に着けます。
選択 30
救急法講習2
救命救急法1のアシスタントとして指導サポートを行い、救急法の技術を確かなものにします。
選択 15
プロジェクト1
学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。
選択 15
プロジェクト2
学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。
選択 30
プロジェクト3
学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。
選択 45
プロジェクト4
学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。
選択 60
インターンシップ1 選択 30
インターンシップ2 選択 30

 


授業時間

一日の始業時刻と終業時刻は以下のとおりです。

  • 1限 9:00~10:30
  • 2限 10:45~12:15
  • 3限 13:15~14:45
  • 4限 15:00~16:30

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