活動報告
2018年11月29日(木)

鉄やガラスから木材の可能性を見る(建築材料)

隈研吾建築都市設計事務所の長井 宏憲さんをお招きして、「建築材料」と「先端建築学」の授業をしていただきました。

私も2日間、学生に交じって学べるという贅沢な時間を過ごしました。

普段のアカデミー授業では木材や木質材料を扱うことが中心ですが、今回は建築で使われる様々な素材に焦点を当てて話を聞くことができ、建築の可能性を感じることができました。

木材はもちろん、竹や石、ガラス、鉄、コンクリートといった建築で使われる材料の歴史から、特徴、その特性を活かした建築実例を10時間以上に及ぶ時間で講義していただきました。

感動したのが今回の授業ために、実際の素材サンプルをたっぷり持ってきていただけたこと。

竹だけでも、たくさんあります。生物学上分けられるさまざまな竹の種類から、人工的に操作された四角い断面の竹、囲炉裏の煙にいぶされた煤竹と、これだけの種類の竹を並べてみる機会はそうはありません。

下の写真は石とガラスのサンプルです。

石の表面仕上げの質感の違いや、色合い、重さ、石目など、印刷された2次元の書籍では感じることのできない貴重な体験です。

他にも金属やコンクリートなど次から次へと様々な建築材料が魔法のボックスから登場します。

さらに、これらの素材を活かした世界中の建築の写真や隈さんの事務所で設計された様々な実例までスライドで見せていただき、この素材はこう使うのが当たり前という固定概念を崩していきます。

アカデミーでは、木を中心に扱うことが多いですが、これらの別素材の組み合わせで木の魅力が引き立つことは間違いありません。

様々な建築材料との組み合わせの可能性が感じられる2日間でした。

准教授 辻充孝


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