森と木のクリエーター科 木造建築専攻
//2024/01/17

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■課題研究成果

課題研究の成果がダウンロードできます。

 

川上川中川下のあたりまえを共有するA3ポスター

22期生 課題研究成果

川上川中川下のあたりまえを共有するA3ポスター

要旨

川上川中川下のあたりまえを共有するA3ポスター(A3 PDF全8枚)

自身で林学、林業(川上)、木造建築(川下) を経験したことで、領域間で木材や森林に関わる知識や認識に誤差があると感じました。
本研究では、ヒアリングと全領域アンケートから領域間に生じる疑問や課題の違いを抽出し、領域間の情報交流の質の向上に働き掛けられるツールとして「川上川中川下のあたりまえを共有するA3ポスター」を作成・公開しました。
取り上げたトピックは 川上、川中、川下のどこかでは必ずあたりまえになっているものとし、導入として、 他領域にも理解しやすい、簡単な内容としています。
森林組合、土場、製材所、プレカット工場、
工務店の下小屋、設計事務所などのちょっとした休憩スペースなどに貼っていただけるようにA3サイズになっています。ぜひお気軽にお使いください。

22期 坂井梨奈

 

21期生 課題研究成果

気密施工特記仕様書

要旨

気密施工特記仕様書(PDF)

気密施工特記仕様書DXF(2000)

実務者へのヒアリングやアンケートを通じて、住宅改修時の気密性能の向上に様々な課題があることがわかりました。改修物件ごとに諸条件は異なるものの、設計者と施工者の間で情報共有をし、施工精度を向上させていくことを目的として「気密施工特記仕様書」を作成しました。
ダウンロード後そのまま使用可能なPDFカラーデータと、活用者独自の仕様への編集およびブラッシュアップを目的としたCADデータを公開しております。ご自由にお使いください。

21期 河野哲寛

19期生 課題研究成果

耐力壁試験結果

試験結果20210326

 

水平加力試験:「落とし込み板壁」「筋かい壁」「落とし込み板+筋かい壁」の比較

 
課題研究の一環として、「落とし込み板壁」「筋かい壁」「落とし込み板+筋かい壁」の構造特性を比較・確認する水平加力試験を実施しました。実施にあたっては、一級建築士事務所TE-DOCさんおよびNPO法人 WOOD ACさんに多大なるご協力をいただき、木材開放試験室を利用させていただくことで実現することができました。この場を借りてお礼申し上げます。各試験体1体ずつの実験であり、壁倍率は実務上使用することはできませんが、仕様の違いによる構造特性の確認はある程度達成できたと考えています。無垢材による耐力壁にご興味をお持ちの方々のご参考になれば幸いです。
19期 松岡利香
 
本編の課題研究の要旨はこちらからご覧いただけます。

18期生 課題研究成果

雨仕舞特記仕様書

 
自宅の雨漏りを通して、設計段階で雨漏りが起こるリスクを減らせることを学びました。そこで今後建てられる、または改修される物件で雨漏りが起こるを可能性を減らしていくこと狙いとし「雨仕舞特記仕様書」を作成しました。ダウンロード後そのままお使いいただけるPDFカラーデータと、活用者独自の仕様への改変及びブラッシュアップを目的としたCADデータを公開しております。ご自由にお使いください。
18期 伊藤由美香

18期生 課題研究成果

耐震啓発「見える化」資料

 
課題研究として、「住まい手」に木造住宅耐震の重要性を理解していただき、耐震化を促すための啓発資料を作成しました。
wallstatの動画を用いて耐震性能を「見える化」し、短時間で「住まい手」が耐震化に強く興味関心を持つようしました。資料は部分使用を含めてご自由にお使いください。この資料により1棟でも耐震化が進むことを願っております。
18期 森本豊茂

お手入れ手帳

3期生 課題研究成果

「自然素材のお手入れ手帳」

 
 
この手引きは木の家に暮らすための木材の知識と、木と自然素材の手入れ法と簡単なDIYをご紹介しています。お手入れだけではなく、家をつくるとき、リフォームするときぜひ住まい手のみなさんも施工に参加してみてください。家の造りや手入れの仕方がわかるだけでなく、何より自分の手が入った家に暮らすのは一段と愛着も増しますよね。
3期 船木絵里子

■教員研究成果

教員研究成果がダウンロードできます。

建築設計用気象データ分析シート

建築設計用気象データの分析シートです。

建築設計用気象データ分析ツール(10,050KB)

建築設計用気象データはWEB上で住所を入力するとピンポイントの気象データ(気温、降水量、絶対湿度、全天日射量、大気放射量、風速、風向、太陽高度)が計算されます。これは気象庁の中規模数値予測モデルに基づき、地点を囲む最低4地点のデータから標高補正と空間補完しています。

CSV形式で1時間ごとのデータに出力できるので、本シートに貼り付けることで詳細な検討やプレゼンに活用できます。

建築設計用気象データは、建築研究所「ArcClimate気象データ」研究に基づいて製作されています。
2011年から10年間の気象庁作成のMSMデータから各種補正を行い、EA方式にて標準年を算出したデータです。

※ 分析用WEBプログラム「建築設計用気象データ
※ 建築研究所の元データ「ArcClimate気象データ

2024/1/2
教授 辻充孝

 

気密測定報告書フォーマット(2017年 改正JISに対応)

ISO9972が2015年に改定され、2017年12月にJISも改定されました。
改正JISに対応した気密測定報告書フォーマット(Excel 2019を使用)を作成しました。

+気密性能試験結果(改正JIS)空欄

+気密性能試験結果(改正JIS)サンプル

+気密性能試験結果(改正JIS)サンプル

改正JISの主な変更点は以下の通りです。
●試験方法に関して(ISOの規定に統一)
建物条件が2種類に増加
建物条件1 外皮だけを対象とする場合(原則こちらの条件を採用し、今回のフォーマットもこちらのもの)
建物条件2 局所換気等を含めた外皮を対象とする場合
 建物条件1は外皮だけを計測するので、換気設備はテープなどで気密処理を行うこと
 (旧JISの気密処理しても良いから気密処理をしないといけないに変更)
改正JISでは減圧法を原則とし、加圧法は参考程度
●測定回数に関して
通気量の測定(等間隔5点以上)を1回とし、測定回数は3回とする。(旧JISでは1回の測定)
●決定係数
回帰式の決定係数R2(ばらつきを示す数値)は0.98以上(旧JISは0.95以上が望ましいこと)
●試験結果
対数グラフの縦と横の軸を変更(縦軸が通気量Q、横軸が圧力差⊿P)
●測定条件
・外部風速が3m/s以下(1.5mの高さ)を確認(旧JISは少し曖昧だった)
・ゼロ流量時の圧力差測定方法をISOに整合(試験前の室内外圧力差を30秒以上計測し10点以上の平均が±3Pa以内であること、試験前後で±1Pa未満であること)
●測定機器に関して(ISOの規定に統一)
・温度計は±0.5K精度(旧JISでは1Kの精度)
・風速計は±0.1m/s精度(改正JISで追加)

 

2023/8/1  住宅の気密性能試験結果シート公開
2024/3/31 ACH9.8の換気回数を追加、グラフ内の近似線の延長
※グラフ内の近似線延長により、データ書き換えの際、警告メッセージが表示されることがありますが問題ありません。

教授 辻充孝

環境家計簿(簡易)

暮らしの実績を確認できる環境家計簿です。
・最上段の空欄に、光熱明細書から実績を記載し、下段に記載のある標準的な使用量と見比べて状況を分析してください。
標準値は、総務省家計調査(2006~2010年)から求めた値です。

教授 辻充孝