森と木のクリエーター科 木造建築専攻

6 課題研究

自分だけの武器を持つ

学生が興味のあるテーマ・課題を見出し、1年かけて研究を行います。
授業で培った木造建築に関する総合力に加えて、自分だけの持ち味を延ばすことで誰にも負けない武器となります。
これらは、今後の時代を切り開く提案力につながり、この研究で取り組んだテーマを就職後も継続して行いライフワークとなっている卒業生もいます。
そして、その道で第一人者として活躍しています。

 

総合力+α=「提案力」を身に着ける

これまでの人生の中での様々な経験や前職時代のスキルなどを包括した総合力に加え、この課題研究によって自らの持ち味を最大限に伸ばすことで自分だけの視点を獲得し、そこから提案する力を伸ばしていきます。

住宅改修における基礎改修の円滑化をめざして(16期生) 建築実務者の方に住宅改修における課題をインタビューしている様子。

黒芯材の可能性を探る(15期生) 名古屋で開催された建築総合展で、自ら製材した杉の黒芯材と赤芯材を持ち込んで建築関係者にのインタビューを行っている様子

90角間伐材の建築的利用法 ~重ね梁構法の開発を主として~(10期生) 学内にある木材開放試験室で重ね梁の実代試験をしている様子

2月に行われる課題研究公表会では、100名を超える学生、プロ、一般の方が来場します。ここで1年積み上げてきた成果を発表します。

 

□ 大学から建築を学び、課題研究で、木材の履歴や環境負荷(ウッドマイルズ)を研究し、
卒業後はウッドマイルズ研究会の立ち上げに参画し、理事として活躍している卒業生。
□ 大学で建築を学び、アカデミーでその知識を深め、課題研究で、
木材の乾燥時におけるCO2排出量を研究する最中に材木市場や製材所によく足を運び、
実体験をもって木造住宅専門の設計事務所に就職した卒業生。
□ 大学で林業を学び、アカデミーで木造建築を学んだ後、課題研究では木材流通をテーマに研究することで、
山と建築家をつなぐ木材コーディネーターとして活躍している卒業生。
□ 大学で法学を学び、アカデミーで建築の知識を深め、課題研究で建築と法律を融合させ、
建築の訴訟問題の解決やコンプライアンスの提案が行える人材となった卒業生。

いずれも、課題研究が契機になって、自らの進む進路が明確になり、卒業後の活躍に寄与してします。
木造建築の総合力に加え、課題研究でさらなる自らの強みを伸ばし、今後の建築界を牽引する人材になっていきます。

これまでの幅広い課題研究テーマ

計画系
15期生 地域コミュニティの場のデザイン ~A保育園園庭のデザインの実践を通して~
13期生 環境と人が共存する建築 ~持続可能な建築における相互作用の一考察~
12期生 地域性を活かした建築の設計手法に関する研究 -揖斐川町春日地域からの考察-
12期生 地域のための環境づくりとしてのセルフビルド建築
10期生 新しい価値  ~LIFE SHEETの提案~
10期生 保育園園舎における建築の木育手法
9期生 くらしにおけるすまい  -粥川における『すみ継がれる民家』-
6期生 高齢者のための安全住まいの実現 -高齢住宅改修工事におけるチェックシートの必要性-
4期生 実線から見直すリフォーム手法 -ヒアリング・プランニングを通じて-
4期生 「木の家」と住まい手を結ぶもの
3期生 住まい手と家を育てること
3期生 既存住宅改修設計ツールの実践的検証と発展-プロジェクトS邸を通して
2期生 既存住宅改修設計法と必要ツールの作成 -クリアな改修を実現するために-
1期生 近くの山の木で家をつくるためのあれこれ
1期生 持続可能な社会にふさわしい住まいのリフォーム

 

構造・構法系
16期生 住宅改修における基礎改修の円滑化を目指して -足元から考える耐震改修-
14期生 より時代にあった安心できる木造住宅の耐震設計に向けての提案
13期生 中国向け日本産材を使った木造住宅仕様の在り方 -工法および部材等の規格の検討-
13期生 横架材端部の仕口耐力評価 ~プレカット加工からの考察~
12期生 特殊なねじれを考慮した木造建築の構造設計の手法
10期生 90角間伐材の建築的利用法  -重ね梁構法の開発を主として-
8期生 木質構造の駆け込み寺を目指しての活動報告 -木質構造を生かして岐阜県産スギ材利用を広める-
8期生 混構造建築をデザインする -木造とコンクリート造による平面的混構造に関する研究-
7期生 京町屋に現代工法を取り入れる -新築京町家の提案を通して-
6期生 軸組木造住宅に於ける耐震改修用の金物と工法の提案に関する研究
6期生 間伐材トラスの多面的な利用展開に関する研究 -温暖化対策における間伐材の利用促進に向けて-
5期生 狭小間口住宅のための製材ラーメン架構 (半剛接合架構)の提案
4期生 伝統的構法の再評価 -通し柱と胴差の仕口を中心に-
4期生 木造住宅における水平構面の構造性能を考える -スタジオ床使用による試験的検討と床性能の把握-
4期生 意匠設計の可能性を広げる耐震架構
3期生 実務に向けた木質軸組構造・許容応力度設計法の構造計算ルールの提案とその効果検証
3期生 伝統技術を活かす構造評価手法について考える -自由度の高い構造設計を目指して-
2期生 既存住宅の耐震診断法の提案

 

木材・流通系
16期生 「木づかい事例集」作成の取り組みについて
15期生 黒芯材の可能性を探る
14期生 設計者の視点を加えた桧の天然乾燥に関する研究
10期生 木材の乾燥とCO2排出量
5期生 天然乾燥材の事業戦略
3期生 木質資源の輸送過程にかんする調査研究
2期生 無垢の木の床を考える -乾燥から考える施工とメンテナンス-
2期生 ドライングセットを施した内部高含水率材の利用について
2期生 長良杉供給の実態調査をもとに、地域材の活用を考える
1期生 岐阜県産直住宅にみる木材の流れと使われ方

 

室内環境・エネルギー系
14期生 再生可能エネルギー熱による給湯熱自給の提案 ~ソーラーとバイオマスによる自給化~
13期生 断熱・気密工事における施工精度向上のための取り組み -施工者と設計者の外皮性能への意識向上-
11期生 住宅における太陽熱の直接利用時の日射遮蔽の影響について -住宅設計のための定量化-
10期生 住まい手の温熱環境改善の意義 -温熱意識向上コミュニュケーションツールの提案-
9期生 夏場快適に過ごすためのパッシブ住宅の研究 -Ⅳ地域・埼玉県で快適な住宅を建てるためには-
8期生 光環境の向上に関する研究 -持続可能な社会の照明-
7期生 電磁波に対する住まい・暮らし片からのアプローチ -電磁波被爆の低減を目指す-
6期生 木材の吸音性能に関する研究
6期生 地域密着型工務店の評価と課題 -性能表示制度を用いた家づくりの見直し-
6期生 既存住宅の快適性と消費エネルギー削減を実現するために -「住まいの診断レポート」の充実と住まい方ガイドの提案-
6期生 住宅設計における植栽計画・設計の手法
5期生 省エネルギー改修による性能とコストの提案
5期生 賃貸エコマンションの提案
4期生 住まいの温熱環境に関する研究  -風の円居による温熱環境測定による一考察-
3期生 心地よい室内気候をつくること-住まいの快適性を検討し設計に活かす-
2期生 ライフサイクルアセスメントによる住宅設計のすすめ
1期生 木造住宅・冬期の室内温湿度環境

 

その他
13期生 空き家「てれこ」活用
11期生 木造建築における予防法学の実践 ”木造住宅を中心として”
5期生 木製建具普及の鍵 -地域建具の生き残りをかけて-
4期生 プレカット工場とものづくり観

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