木造建築専攻
卒業生の進路
卒業生インタビュー

小林 伸之輔 -工務店後継者のステップアップ-

自分の強みを持ち、家業を継ぐために。太陽熱を利用した住宅のプロフェッショナルに。

 

小林伸之輔さん

プロフィール

木造建築専攻 10期生

OM建築工房 株式会社を経て
小林建設 勤務

 

小林さんの夢は、実家の工務店を継いでさらに発展させること。
大学を卒業後、そのまま実家に就職するのではなく、自分だけの強みを身に付けたいとアカデミーの木造建築講座に入りました。

小林さんは、一年かけて仲間たちと自 力建設を作り上げ、木造建築の基礎を身に付けました。
課題研究では、夏季に設備に頼らない住まいを研究し、新しい住まい方の可能性を見出しました。

現在は、太陽熱を活用した住宅を手掛ける工務店で活躍中です。
昼は現場を 飛び回り、夜は施工図面を描くといった、充実した日々を過ごしています。
持ち前の明るさと行動力で、現場の職人さんにも人気があり、いい雰囲気の中で、仕事をしています。

実家は、地域材を用いて、太陽のエネルギーを活用した取組で全国から注目を集めるトップランナーの工務店です。
将来、実家に戻ってもキラリと光る小林さんだけの強みを活かし、さらに活性化してくれることでしょう。

 

質問1)どんな仕事をしていますか?

埼玉県の大正10年創業の工務店で木造住宅の現場管理6年、設計を3年、現在は広報企画をしています。現場と設計でトータルで培った知識を活かし、お客様への説明や勉強会・イベント・YouTube等PR活動をしています。

質問2)アカデミーに入ったきっかけは?

木造建築の知識を付けたい!と思い大学の建築学部で勉強していましたが、4年制の大学はRCやSRCを使った大規模建築の勉強がメインでした。
私は人が一番長くいる空間である住宅、その中でも木造住宅の仕事をしたかったので、木造で日本トップレベルとも言える専門的な知識と経験ができる森林文化アカデミー木造建築専攻に進学を決めました。

質問3)今に生きているアカデミーの学びは?

設計・工事・広報と、どの部署にいてもアカデミーで学んだ知識が活きています。
設計では、今では必須の“温熱環境の知識”や“耐震の知識”“木の知識”があるので、木造住宅をトータルでデザインできてます。
工事では、自力建設で培った部材の名称や実体験も含めた学びが、年齢が若い私でも現場で的確に職人さんと打ち合わせや指示出しができました。アカデミーでは、専攻した学科以外の林業・家具・イベントといった他学科のことも同時に学べるので、現在の広報活動においても森のツアーや見学会のイベントなど、アカデミーで学んだ知識が最大限に活きています。

 

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