9 専門・共通科目
少人数教育で総合力を身につける総合力の素地づくり
森林・林業分野の基本知識と技術習得の「共通科目」と、
森林空間を活用する幅広い視点の獲得と技術を学ぶ「専門科目」
森林環境教育の実践には、自然と人を捉える幅広い視点と、「伝える・伝わる」ための総合力が必要です。
アカデミー全体で森林・林業の基本的な知識や実践を学ぶ「共通科目」。
さらに「専門科目」では、自然を読み取る基礎から、自然体験指導のための技術、人の行動変容を促すための伝える力、山村地域の歴史や地域づくりのための視点を得るなど、多面的で多様な「専門科目」で、皆さんの総合力を高めていきます。
岐阜県ならではの、多世代・多様な人々が集い、かつ少人数での教育によって、学生一人一人のキャリア成長に合わせた柔軟なカリキュラムを実現する、贅沢な学びの場です。

森林環境教育専攻の学生は、1学年で概ね5名程度。それに対して、常勤教員は4名。
さらに、各分野のトップランナーをお招きする非常勤教員は、年間数十人名と、とても贅沢な環境です。
基本的に専門の授業は毎日行われます。さらに、学生が自身で計画を建て、実践する「マイプロジェクト」も実施します。
専門教育に深みを与えるのが、林業や木ぞく建築、木工の本学の多彩な教員陣です。
森林を取り巻く産業や森林生態について林業の先生から学んだり、木の活用や道具の使い方について木造建築や木工の先生から学んだりと、森林と人のつながりと未来を総合的に学ぶのに、まさに理想の環境です。
この教育を実現するのが、施設の充実度です。
またドイツのロッテンブルク林業大学と教育連携を結んでおり、双方の学生が毎年のように学術交流を行っています。
専門科目と共通科目
| 共通科目 | 森林文化アカデミーの学生として身につけておいてほしい知識や技術について学ぶ科目です。所属する講座やコースにかかわらず受講ができます。基本的に他の科目と重複して開講されることはありません。 |
|---|---|
| 専門科目 | 各分野の専門家として身につけておいてほしい知識や技術について学ぶ科目です。各専攻で重複して開講されるため、基本的に所属する専攻以外の科目を受講することはできません。 |
必修科目と選択科目
-
必修科目 卒業までに必ず履修しなければならない科目です。 選択科目 受講するかしないかを各自で選択できる科目です。
必修要件
森林文化アカデミーでは取得単位を「時間」でカウントしています。卒業には1800時間以上の科目を履修する必要があります。なお、各科目の時間数はシラバスに記載しています。
授業時間
一日の始業時刻と終業時刻は以下のとおりです。
- 1限 9:00~10:30
- 2限 10:45~12:15
- 3限 13:15~14:45
- 4限 15:00~16:30
科目紹介
2026年度の科目一覧を紹介していますが、授業名や内容は変更する場合があります。
科目名からリンク先の活動報告で授業の一部が確認できます。
■専門科目 森林環境教育専攻
(※は、林業専攻との合同実施です)
| 科 目 名 | 区分 | 時間数 |
|---|---|---|
| 森林環境教育専攻ゼミ1・2 各専攻で課題研究や実践プロジェクトの進捗を確認したり意見を出し合い内容を深めます。 |
必須 | 30|30 |
| 森のようちえん&プレーパーク実習1・2 「森のようちえん」や「週末プレーパーク」 、出前授業等の”リアルな現場”を教室に実力を磨きます。 |
選択 | 60|60 |
| パーマカルチャーの現場から学ぶ1・2 国内の様々な現場を実際に訪れ、森から始まる持続可能な暮らしのデザインについて考えます。 |
選択 | 30|30 |
| 馬搬・馬耕体験実習1・2 「持続可能な暮らし」に必要な、古くて新しい林業や農業の可能性を、馬搬&馬耕体験を通して考えます。 |
選択 | 30|30 |
| プロジェクト・アドベンチャー入門 チームビルディングや自己成長を通して平和で誰もが取り残されない社会を作るためのプログラムを体験します。 |
選択 | 15 |
| 環境教育の現場を知る1・2 現場で第一線で活躍している環境教育のプロを訪ね、現場の空気や生の声を体感し、自身の将来を描きます。 |
選択 | 30|30 |
| フェノロジー調査1・2(※) 学内の森林等を定期的に観察し、自然に生じている変化を記録し、科学的に解釈することを目的に学びます。 |
選択 | 30|30 |
| 里山キャンパスプロジェクト実習1・2・3・4 新しい学びのプラットフォームを、教員、学生、実社会と協働で構築し、広く社会実装する実践的学習です。 |
必須 | 60|90|60|90 |
| 生物同定の基礎1・2(※) 植物・鳥・両生類・爬虫類などの生物を同定するために必要な、基礎的な知識と技術を身に着けます。 |
選択 | 15|15 |
| 樹木の生態・生理(※) 樹木とはどのような生物で、どんな環境のなかで、どのように生育しているのかを理解します。 |
選択 | 30 |
| 森林獣害の基礎(※) 獣害対策を行う上で必要な法令、狩猟技術等についても狩猟免許(わな猟)の取得を念頭に学びます。 |
選択 | 30 |
| キャンプカウンセラー実習A・B 自然教室(夏と冬のキャンプ)の現場で、子どもたちと向き合うカウンセラーとして実践的な学びを行います。 |
選択 | 90|60 |
| アウトドア活動の基礎1・2 森林空間や野外活動を行う上で大切にしなければならないポイントを、現場での活動を通して学びます。 |
選択 | 30|30 |
| インタープリテーション実習1・2・3・4 アメリカの国立公園で発達した、見えないものから物事の背景にあるメッセージを効果的に伝える手法の習得。 |
選択 | 30|30|30|30 |
| 森林立地(※) 樹木の生育環境を見るために、植物生態学、土壌学、地形学、地質学など様々な関連分野の知識から理解します |
選択 | 30 |
| 哺乳類・鳥類の生態基礎(※) 人と野生生物との共存のために、野生生物の生態的基礎知識や保護管理に関する基本的な考え方を学びます。 |
選択 | 30 |
| 地域調査法実習 農山村の成り立たせる自然環境や社会構造、そこに暮らす人々の価値観や地域課題を理解するための調査基礎。 |
選択 | 30 |
| 特用林産物実習(きのこの生態と栽培)(※) 特に秋に発生するきのこ類についての同定技術や利用方法、木材腐朽性きのこの栽培技術などを学びます。 |
選択 | 30 |
| 簡易製材 フィールドへ持ち出せる製簡易製材機やチェーンソー等を活用し、材やログクラフト技術等を習得します。 |
選択 | 15 |
| コミュニケーションワーク 相手のことを「聴く」感覚を身につけ、コミュニケーションを円滑にするための方法や考え方を知ります。 |
選択 | 15 |
| 自然情報の可視化(※) 自然情報を定期的に観察・記録し、データを視覚化するスキルを獲得します。 |
選択 | 15 |
| ソーシャルデザイン 中山間地域の暮らしと現状から、地域課題を発見し、自分ごととして取り組むための視点を持ちます。 |
選択 | 30 |
| ローカルビジネス 地域資源を活かすためのビジネス的な視点と、社会におけるプロジェクト実施ための実務能力について学びます。 |
選択 | 60 |
| 里山の自然とその保全(※) 岐阜県周辺の里山の自然を見学し、その特徴と形成過程について、保全活動に参加しながら学びます。 |
選択 | 30 |
| 自然体験キャンプの企画と技術 キャンププログラムにおけるデザインや広報、マネジメントについての技術を現場の体験から学びます。 |
選択 | 60 |
| 特用林産物実習(山菜・薬草・きのこ)(※) 森林資源の利用のひとつとして、山菜、薬用植物、きのこ類について、その同定技術と利用方法を学びます。 |
選択 | 30 |
| 植物観察の基礎(※) 植物をよく観察し、その生活を理解して、季節に応じた植物観察を企画することができるようにします。 |
選択 | 15 |
| 森林調査法1(※) 森林の状況を正確に把握するための調査方法を、器具の使い方も含めて習得します。 |
選択 | 45 |
| コミュニティ・コミュニケーション 様々なコミュニティで求められるコミュケーションのあり方、役割について、心理学の視点から考えます。 |
選択 | 15 |
| 教育のまちづくり 地域の生き残りをかけた教育とまちづくりの取り組みについて、先進地を訪れ現地で学びます。 |
選択 | 30 |
| 野生動物捕獲体験実習(※) わな猟、銃猟等の捕獲技術について、獲物の確保、解体を含め、実習および実猟をとおして学びます。 |
選択 | 30 |
■共通科目
| 科 目 名 | 区分 | 時間数 |
|---|---|---|
| 森林文化1 日本人の思想に深く影響を与えてきた森林文化はどのようなものであったかを探ります。 |
必須 | 15 |
| 環境共生学概論 森林文化や伝統的な資源等を未来の活用資源として見直し、多面的学問領域から考えます。 |
必須 | 15 |
| 林業・林産業体験実習 造林・育林・伐採、搬出作業から製材・加工の体験を通して上流と下流の繋がりを理解します。 |
必須 | 30 |
| 情報発信演習 伝えたい情報を整理し、様々な手段を用いて効果的に相手に伝えるための技術や表現を学びます。 |
選択 | 30 |
| 美濃を知る 先人の知恵や努力に支えられた伝統や文化に触れ、地域再生や地方創世はどうあるべきか考えます。 |
必須 | 30 |
| 生態系サービスと森林の公益的機能 森林が持つ様々な生態系サービスと正しい森林施業が公益的機能を発揮していることを学びます。 |
必須 | 15 |
| 森林から木材、暮らしへ 入学最初に始まる授業で、林業、地域活性、木造建築、木工、暮らしまで一連の流れを概観します。 授業体験動画あります。 |
必須 | 30 |
| 日本の森林と林業 森林植生や森林資源など森林と林業について、基本的なことを学びます |
必須 | 30 |
| アウトドア・チームビルディング 同級生同士を信じて結束力を高め、目標を達成することで共通の達成感を得ます。 |
必須 | 15 |
| 樹木同定実習 岐阜県内に自生する樹木60種類と代表的な木材12種類を同定する能力を習得します。 |
必須 | 45 |
| 救急法講習1 一社会人として緊急時に積極的に対応できるように救急法の基本的な技術を学びます。 |
必須 | 15 |
| チェーンソー・刈払機操作入門 チェーンソーと刈払機の基本的な操作を学びます。建築学生にも必須となります。 |
選択 | 30 |
| 刃物の研ぎと使用 | 選択 | 15 |
| FBSのためのデザインキャンプ |
選択 | 30 |
| 木材の基本と同定 |
必須 | 15 |
| クリエーターのための美術とデッサン じっくりデッサンに取り組むことで客観的に視る力、完成度を図る力を養います。 |
選択 | 30 |
| 里山利活用実習 | 選択 | 30 |
| コミュニティビジネス起業論 各人の事業計画作成を通じて事業経営の発送と基本様式を身に着けます。 |
選択 | 30 |
| 森林文化2 日本人の思想に深く影響を与えてきた森林文化はどのようなものであったかを探ります。 |
必須 | 15 |
| 課題研究 自らテーマを設定し、研究に取り組みます。この成果が自分の自信につながります。 |
必須 | 450 |
| 課題アプローチのための実践ゼミ | 選択 | 30 |
| 救急法講習2 救命救急法1のアシスタントとして指導サポートを行い、救急法の技術を確かなものにします。 |
選択 | 15 |
| プロジェクト1 学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。 |
選択 | 15 |
| プロジェクト2 学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。 |
選択 | 30 |
| プロジェクト3 学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。 |
選択 | 45 |
| プロジェクト4 学外の方と協同で行う実践プロジェクトです。関わるプロジェクトにより取得時間数が異なります。 |
選択 | 60 |
| 単位互換 | 選択 | 30 |
| インターンシップ1 | 選択 | 30 |
| インターンシップ2 | 選択 | 30 |
最新版のシラバス等は下記をご覧ください。
