2021年10月05日(火)
野外活動の必須スキルを学ぶ「アウトドア活動の基礎」
森林文化アカデミーでは夏・冬に地域の子どもを対象としたキャンプが開催されます
アカデミーの学生はカウンセラーとして参加者と接していくわけですが、現場で様々な準備やアクシデントに対応する必要があります。
雨が降れば雨宿りの場所を確保する・ご飯を食べるために火を適切に扱う・その場にある道具で遊びを作る等。安全に楽しく過ごすためには、何を優先に考え行動するのか、その為の技術や考え方を体験を通じて学んでもらう時間としてクリエーター1年生の実習【アウトドア活動の基礎】を実施しました。
実施した内容は
①ロープワーク

教えあうことで理解を深めます
②ナイフワーク

怪我を防ぐために危険な要素も共有しあいます
③寝床づくり

コロナ対策も併せて個別の寝床をロープワークとナイフワークで作り上げます
④座学

野外活動における優先順位を考える時間
⑤火の取り扱い

火の構い方とその後の処理についてじっくり火と向かい合います
本実習は指導者としての活動を目指す森林環境教育の学生をメインに構成されている為、学生自身が受け身ではなく「伝える」側の視点に立って進めていきます。一方的に聞いているだけだと「分かったつもり」になってしまいがちですが、伝える側に立つことで【なんとなく】ではなく【理屈】で説明できるように心がけるようになります。
アウトドアでの考え方や技術は
環境教育だけでなく、林業の学生にとっても必要な要素です。なぜなら多くのシュチエーションがアウトドアなのですから。短い時間の実習ではありますが、今後の活動に役立ててもらえれば幸いです。
担当教員:新津裕(ユタ)