2025年06月12日(木)
「八ヶ岳の秘密基地の冊子」10年の記録
建築専攻「木造建築の防火」の授業で毎年お世話になっている桜設計集団の安井昇先生と加來千紘先生から「八ヶ岳の秘密基地」の冊子が届きました。
「八ヶ岳の秘密基地」は毎年のようにアカデミー学生とお邪魔して、講義・実習をしていただいています。最先端の木造防火を学べることはもちろん、「木造建築は木を学ぶための機械」という安井先生の言葉通り、良い木造建築で木を知り、たのしく火を使い、美味しい食事をつくるという複合的な学びに満ちた人気授業です。
今回の冊子は、「八ヶ岳の秘密基地」の着工から現在までの10年を、写真家の川辺明伸さんと一緒に記録し、まとめたものです。
すごいクオリティ。
シャープにカットしたマットな厚い表紙とエンボス。180度開くことができる製本。縦に巻くカバー。
風景が日常の延長にあることを思い出させてくれるような川辺さんの写真。
「つくる・つかう・つなぐ」と題され、安井先生の秘密基地への思いのこもったテキスト。
建築の経緯、工事の様子、いかに多くの人が関わってるつくり、完成後にここで時間を過ごしているか。
自然エネルギーの活用、火育、木育、「防災メシ」特集。
読み応え十分で、たのしい体験が満載の本です。
出版社から出ているわけではない自費出版の冊子で、ここまで高い完成度のものは初めてみました。
安井昇先生、加來千紘先生、どうもありがとうございました!
これからもよろしくお願いします。