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2026年03月31日(火)

森林文化アカデミーの演習林が自然共生サイトに認定されました

 令和7年12月16日付けで森林文化アカデミーの演習林が自然共生サイトに認定されました(https://www.env.go.jp/press/press_01965.html)。
「自然共生サイト」は、環境省が令和5年度から「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を「自然共生サイト」に認定しています。また、令和7年度からは、地域生物多様性増進法に基づいて認定された実施計画の実施区域も「自然共生サイト」となります(https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/kyousei/)。

 アカデミーの演習林は、林業作業の実習の場として利用されてきました。また、最近では森林環境教育の場としても活用されています。しかし、これまで生物多様性を意識しながら実習等を行ってきたのかと考えると、全てがそうであるとは言えない状況でした。そんな中、学生の中から自然共生サイトへの登録に挑戦したいとの提案がありました。そこで、アカデミーのプロジェクト授業を利用して申請書の作成などに取り組みました。授業という名前ですが、教員は基本的に手を出さず学生たちが考え分担しながら資料を作成し、提出にこぎ着けました。

アカデミーの演習林は33haと決して広いわけではありませんが、申請書の資料作成の過程で対象区域内に300種程度の動植物(昆虫類については未確認)が共生していることが確認できました。また、授業の中で行ってきた生物多様性の把握のためのモニタリング調査についての意義も再認識することができました。

 これからの時代の林業はこれまで以上に自然との共生を意識しながら進めていく必要があります。演習林を自然共生サイトにすることによって、学生が生物多様性と森林の利用の共存について意識しながら実習を行えるようになることを願っています。また、そういった考えを持ちながら森林・林業の現場へ向かってほしいと思います。