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2026年03月23日(月)

「紡木人」棚の施工(自力建設2025)

今回は紡木人の耐力壁に取り付ける棚の施工についてです。東西両端の耐力壁にそれぞれ2段、棚を取り付けました。順を追って施工工程をご紹介します。

(取り付け後の棚)

 

まずは板材の制作です。棚は上段と下段でサイズが異なります。上段は幅370mm、長さ770mm厚さ38mm、下段は幅270mm、長さ770m、厚さ33mmになります。下段は一枚板で制作、上段は芯持ち材を避ける為3枚の板材を接ぎ合わせしました。そして圭先生にアドバイを頂き、接ぎ合わせ方法として3mm角の広葉樹(ミズナラ)を板に差し込む方法をご提案頂きました。接ぎ合わせの材を3枚準備し、角材を入れる為に角ノミで穴をあけ、ミズナラの角材を差し込んでいきます。

(接ぎ合わせ3枚の材にミズナラを差し込む)

 

そして、仕上がった板材にテーパードを掛けます。今回、棚の印象がすっきり見える様に、棚先から壁側に向かいテーパードをかけました。上段の場合、壁側の厚みが38mmのところ、棚先の厚さは24mmの仕上がりとなっております。治具を準備し、一面鉋でテーパードを表現していきます。テーパード後は面取り、細かい調整で完成です。


(テーパード後の板材、棚先がスッキリした印象)

続いて、壁への取り付け施工です。こちらは前回のブログでご紹介した耐力壁と同時並行で取り付けを行いました。荷重の掛かり方が不明確だった為、試作で荷重試験を行なった後実際に施工をしました。

(棚の荷重試験)

 

試験で想定荷重を支える事ができると分かったところで、実際に紡木人へ取り付けをします。棚は壁の中の受け材と斜め柱の欠き込みで荷重を支えております。斜め柱へうまく棚を滑り込ませる為に、現場合わせで少しずつ寸法を調整しました。

(少しずつ寸法調整)

柱の欠き込みはかなり緊張感がありましたが無事、綺麗で丈夫な棚を設置できました。

是非現地で棚のテーパード具合やどのように取り付けているか確認をしてみてください。

 

木造建築専攻1年 古池康彰