若林 知伸
価値ある西川材を活かすために、山を作りながら山と町をつなげるコーディネーターに

プロフィール
京都のメーカーで研究開発職に従事した後、一念発起して、岐阜県立森林文化アカデミーに入学。在学中木工を専攻しつつ、木材流通に興味を持つ。卒業後、出身の埼玉県に戻り森林組合で森林整備事業に携わる。その後独立し、西川Raftersを立ち上げる。
質問1)今の仕事内容を教えてください。
森林整備の現場管理業務(森林調査、測量、所有者合意形成など)や、所有者向け相談会などの森側へ向けての業務と、森や木材に関する企業向け研修の企画運営や、木材のコーディネート、木育イベントのインストラクターなど町側に向けての業務の大きく二つに分かれます。
森・木材に関わる仲介役・コーディネート役を担うことが多いです。

質問2)今の仕事で大変だなと思うことと、やりがいを感じることを教えてください。
林業・木材産業業界は、課題が散見していて、すぐに課題にぶつかるところが悩ましいです。例えば、森林整備であれば山林の境界が確定していないところ、木材であれば流通経路が見えにくいところなど。目の前にある困っていることが実は業界共通の大きな課題であったりして、解決策がなかなか見えないのが大変です。また、ほぼ個人事業主なので、色々な雑務が、、、。
質問3)今の仕事を通して社会にどんな貢献をしていると感じますか?
森に来てもらう、木を使ってもらうことで、少しでも地域の産業の活性化につながればよいなと思っています。身の回りに木材が少なくなったことで、森や木材に向けての関心・価値が薄れてきています。少しでも知ってもらうことで、その関心が向けばよいなと思っています。

質問4)アカデミーに入学を決めたきっかけは何ですか?
木工だけではなく、林業や木造建築、森林環境教育などの他分野のコースもあり、森に関する事を総合的に学べると思ったからです。
質問5)アカデミーの学びで役に立ったことは何ですか?
森に関する総合的な基礎知識が身に着いたことでしょうか。木工の基礎知識はもちろん、樹木同定から始まり、林業や環境教育、建築の分野を広く浅く知ることで、森に関わる様々な業界の人とお話しをできるようになったと思います。そして、木工専攻として、色々な樹種やその特徴を知ることができたことで、現在、スギ・ヒノキばかりに囲まれている仕事ですが、その比較対象ができ、フラットな視点で見ることができている点も活きています。
質問6)専門分野以外の授業やプロジェクトで、役に立ったものはありますか?
木工専攻でしたが、林業の授業にはちょこちょこ顔を出していました。夏の合宿授業(名前は忘れました)で他地域の森林を拝見できたことは、現在、自分の地域の森林を考える上でも比較対象として一つの経験となりました。

質問7)アカデミーの学生生活で印象に残ったことは?
色々な外部講師がいらっしゃり、そのたびに、森のコテージで、宴会をしながら色々とお話しを伺うことができたのが印象的です。そういう時にポロっと出てくる裏話が、面白かったり、、、時には落ち込んだり、、、笑
質問8)アカデミー入学前の仕事が、今に活きていると感じることはありますか?
社会人としての基礎教養は今でも活きていると感じます。
質問9)今の仕事をしていく上でのモットー、若い人へのメッセージは?
森林の価値を最大化するために、今できることは何か、を心がけています。
入学される方には、ぜひ、一緒になって森、木材の資源を活かすこと、その可能性を考えて、実行してもらえればと思います。

合同会社 西川Rafters
https://www.nishikawa-r.com/