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2018年11月02日(金)

オープンカレッジ「野生のきのこを知ろう」実施しました!

先週の10/27(土)にオープンカレッジ連続講座「野生のきのこを知ろう」を開催しました。会場は美濃加茂市にある「ぎふ清流里山公園」です。

参加者は25名。小さなお子さんから年配の方まで幅広い年齢層です。最初に、きのこの生態や形態、毒きのこで中毒しないための注意点などを説明。1時間程度の少し長めのお話になってしまいましたが、お子さんも含めきのこに興味を持ってきてくれていた人が多く、飽きずに聞いていただけました。

きのこの観察シーン

植栽木に生えているきのこを観察

講義の後は公園内の林を中心にきのこの観察と、採取を行いました。今年は9月末までは定期的な降雨があり多くのきのこが出ていましたが、10月に入ってからはほとんど降雨がなく、講座前日の夜にやっとまとまった雨が降ったという状況でした。講座の時間には雨は上がっており、その点は良かったのですが、如何せんそれまでの雨の少なさできのこが少ない!

叩けばホコリの出る体、ではなくきのこを観察。つついて胞子を出しています。

それでも皆で協力してきのこを集めてきて、簡単な同定会を行いました。またその際にこれまでに私が集めてきたきのこの標本も合わせてお見せしました。特に冬虫夏草の仲間や、籠のような形状のカゴタケ、スッポンの頭のようなスッポンタケには皆興味津々でした。

講座後も多くの参加者の方にご自身で撮ったきのこの写真を見せてもらいました。夏休みの自由研究にきのこの観察をテーマにした小学生の男の子は、きのこの名前を熱心に質問してくれました。

今回は生えているきのこはあまり多くは観察できませんでしたが、講座を通して、森林や身の回りの環境には様々なきのこが存在し我々と様々な形で関わっていることを知っていただけたと思います。これをきっかけに、県内の森林や公園などにお出かけの際にきのこを探してみたり、観察してみたりしていただけると嬉しく思います。(教員 津田)