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2023年11月30日(木)

デジタルファブリケーション2023 【木とアクリル】

今年度も情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の小林茂先生とイノベーション工房の桝井孝暢さんにご協力いただき、アカデミー木工専攻とIAMASの連携授業、「デジタルファブリケーション」が開催されました。

 

初日は小林先生にご来校いただき、デジタルファブリケーションについての講義をしていただきました。デジタルファブリケーションとはどういうものなのかといったお話や、様々なデジタルファブリケーションの活用事例などもご紹介いただきました。いろんな素材がある中で特に木工に関わる事例をお話いただけたので、木工専攻の学生にとってはとてもイメージしやすかったのではと思います。

その後はアカデミーにあるレーザーカッターの使い方の講習をしました。

 

 

 

1週間後の2日目は場所をIAMASに移し、イノベーション工房の桝井さんにイノベーション工房のレーザーカッターの使い方を教えていただいて、木とアクリルというテーマで製作を進めました。

アクリルは決まった設定で均一な加工ができますが、無垢材だとレーザーでカットしやすいものとそうでないものがあります。同じ木でも木取りの場所で変わったり、樹種は同じでも産地が違うと同じ出力で切れなかったりと、デジタル加工機で無垢材を加工する際の注意点も見えてきました。

 

 

時間の関係上当日すべてを完成させることはできなかったですが、後日アカデミーのレーザー加工機も使い木とアクリルそれぞれの特性を活かした作品ができあがりました。

2種類の照明。クリアと半透明のアクリルの違いで印象が変わります。

蓋がアクリルだとティッシュの残量がよくわかります。

中の仕組みがよく分かるミニカホンとパターゴルフのようなおもちゃ。

コースター。一部アクリルが入ることでいいアクセントになっています。

 

木や他の素材それぞれの特徴を知ることでどの加工方法が適しているかが分かり、組み合わせ方も工夫できます。木工専攻ではもちろん木材を使うことが多いですが、効果的に他の素材も使えると木材活用の幅も広がると思います。今後も異素材、デジタル加工技術も積極的に取り入れていきたいと思っています。

事前打ち合わせや準備など、ご協力頂いた桝井さん、小林先生、本当にありがとうございました。

 

木工専攻 講師

渡辺圭