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2026年06月29日(月)

【視察報告】斉藤工業所を視察しました

こんにちは。木造建築専攻の畑佐です。

北海道視察の3日目は、旭川市にある製材会社「斉藤工業所」さんを訪問し、同社の斉藤専務より製材の現場や北海道ならではの木材事情についてお話を伺いました。

 

斉藤工業所では、トドマツを多く扱っていました。

(皮をむかれた後のトドマツ)

 

トドマツのほかカラマツなど他樹種も製材しているそうですが,

カラマツはやにが多いことから摩擦熱で鋸が焼けやすく、挽き曲がりが起きやすいという話が印象的でした。鋸幅や回転速度、送材速度など、細かな条件を調整しながら製材しているそうです。個人的には製材スピードの速さにすごくびっくりしました。

(製材の様子)

 

旭川の製材や目立て事情についても教えていただきました。

旭川市内には現在、11社の製材所があり、そのうち針葉樹を主に扱う会社が4社、広葉樹が7社ほどだと伺いました。

目立てを行う業者は市内に2社あり、製材所から毎日鋸を回収して研磨を行っているそうです。

 

鋸を見せていただきました。

普段東海地方で見るものより、鋸幅が広く(6ゲージくらい)、刃のピッチも広く感じました。

(帯鋸)

 

また、北海道はかつて北洋材の輸入が盛んだったこともあり、外国産材と国産材の違いに合わせた目立ての工夫も必要だったそうです。季節による凍結材の変化や、資源の移り変わりによって、10年単位で求められる技術が変わっていくという話も印象的でした。

 

工場内の土場を見学している際には、原木の長さについてもお話を伺いました。

岐阜県では3m材や4m材が主流という印象がありますが、北海道では12尺(約3,650mm)の材が多く流通しているそうです。

その背景には、開拓期に秋田から来た大工が住宅を建てた歴史が関係しているのでは、という専務のお話もあり、地域による木材文化の違いを感じました。

(土場の見学)

 

今回の訪問では、北海道の製材現場が抱える課題や、地域特有の木材事情について多くのことを学びました。特に、凍結材への対応や、資源の変化に合わせて技術を更新していく姿勢が印象に残りました。

 

お忙しい中、丁寧にお話を聞かせてくださった斉藤専務、本当にありがとうございました。

 

木造建築専攻 畑佐