チェーンソーを理解する:Crチェーンソー特別教育
森林文化アカデミーの学びのベースとなる樹や木を加工する際に扱うチェーンソーの特別教育をクリエーター科向けに実施しました。昨年から楽しみにしていたこの日。特別な想いを持った学生がこの授業を受講してくれました。その学生は、建築専攻の2年生。その理由は以下の記事をご覧ください。
以下は建築専攻2年生による報告です↓ ↓

5月の初旬3日間に渡り全専攻対象のチェーンソーの操作入門にて「チェーンソーの特別教育」を学びました。
法令に沿って安全上の知識は勿論のことチェーンソーの仕組みを一から学びました。チェーンソーは手元で鋭利な刃物が高速回転する危険な道具です。ユタ先生も受講者の反応を見ながら一つ一つ丁寧に説明をしてくださいました。

座学では、チェーンソーを扱う際の服装、チェーンソーの各部位の役割とその仕組み、作業上の注意点を学びました。服装については、防護服やイヤーマフなどを実際に身につけ服装の重みや厚さを感じながらドレスコードの各機能を理解しました。例として、防護ズボンの役割はチェーンソーの刃がズボンに当たった時、繊維が刃に絡みつき動きを止める機能を学びました。チェーンソーの各部位については、チェーンソーのソーチェン、ガイドバー、リコイルスターター、ハンドル、ブレーキ、防振ゴム、チェーンキャッチャー、後ハンドガードなどの安全装置などを実際に自分たちの手で触りながら確認を進めました。道具の機能を正しく認識し、どのように挙動をするのか自分たちの手で確かめた事で漠然とした怖さが少し解消された気がしました。
そして、伐倒作業の方法や安全上の注意点の説明を聞きました。伐倒の際には樹高の2倍の距離を半径とする円に人が立ち入らないように注意すること、かかり木が発生した場合の対処方法など実際の作業時に発生した災害などを例に理解を深めました。
続いて実技を学びました。上下方向から切る輪切り、ガイドバーを丸太に突っ込んで切る突っ込み切り、ハンドルによって刃の角度を変えた切り方など基本的な操作方法を体験しました。

なお、今回のチェーンソー実技は25期木造建築専攻の自力建設である「紡木人」で実施しました。25期木造建築専攻のメンバーも受講をしておりましたので、先生から少し時間を頂いて各メンバーの紡木人の推しポイントを解説しました。

紡木人の推しポイントを説明している様子
実技は4班に分かれて実施したのですが間隔をうまく調整し4班とも紡木人の屋根の下で実技ができました。当時想定していた伐倒者以外は法面側で待機、先生は前方から全体を確認する姿も見ることができました。また、東西方向につけた棚にも荷物が置かれ、木工専攻と共同制作したスツールも目立て台として利用され、想定した通りに作品が利用されているのを確認できとても感慨深かったです。

写真は3班が実技、先生が全体を確認している様子


目立てをしている様子
3日間みっちりとチェーンソーの構造、扱い方を学ぶことができました。
実際に使用する際には基本に忠実に正しく、安全に作業を進めたいと思いました。
以上
今回のチェーンソー特別教育は、杉本先生を想定施主としたチェーンソーの練習場「紡木人」で実技を行いました。1年前には「日差しが強くて辛い」などの後輩の声を吸い上げて設計に活かしてくれた建築の学生たちが、自分たちで設計&施工した建物で実際に授業を受けるなんて最高の学びなのではないでしょうか。まさに現地現物の学校ですね!素敵な建物をありがとう!
編集:新津裕(YUTA)