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2017年06月14日(水)

日刊木材新聞って読んだことある?

6月5日午後、クリエーター科2年生「木材マーケティング」の授業において、日刊木材新聞社 高橋中部支社長をお招きし、昨今の木材業界の動向、今後のトレンド等のお話を伺いました。

「木材マーケティング」は、クリエーター科林業専攻の科目で、山側の立場から、木材の需給動向や、各事業体の経営戦略、マーケティング手法等を考察してみようというものです。

今回の授業にあたって、学生といろんな切りから進め方を考えてみました。そして、「まず、巷の動向を知りたい。」「客観的で、幅広い情報を得るには?」「それなら、業界新聞の記者さんに聞こう!」となり、アカデミーで購読している日刊木材新聞社さんに連絡を取ってみることになりました。幸い、中部支社の高橋支社長さんが私たちの依頼を快諾してくださり、今回の企画が実現しました。

 

「日刊木材新聞」は、全国唯一の日刊、全国版の業界新聞で、木材業界関係者はもちろん、商社や行政、学校関係者にとっても重要な情報源となっているとのことです。

高橋支社長さんは、永年、様々な角度から、木材業界を見てこられた方で、このようにじっくりお話を聞ける機会は、なかなかありません。業界の情報はもちろん、紙面の組み立てや、市況情報などいつ頃、どういうものが掲載されるかなど、上手な日刊木材新聞の読み方についても、特にお願いし、お話を伺いました。いっそ、初心者向けに「日刊木材新聞読み方ガイドブック」があったらいいかもしれませんね。

お話を聞いて、上手に活用すれば、本当にいろんな情報やアイデアが引き出せることがわかりました。いざとなったら新聞情報だけで、課題研究(卒論)が書けるかも。学生さん達には、この情報源を有効に活用して欲しいものです。

高橋支社長さんからは、「紙名に日刊をうたっている以上、日刊をやめるわけにはいかなくて。取材は、なかなか大変なんです。」と苦労話もお聞きしました。ご多忙の中、ご指導いただきありがとうございました。

この日の午前中は、岐阜県庁県産材流通課も訪問し、消費対策係の古沢係長さんから、岐阜県の木材輸出や、オリンピック施設での県産材活用の取組など、行政サイドの木材マーケティングの取組について話を伺いました。

 

こうした学びの環境が確保できるのも、各方面の方々が森林文化アカデミーを応援してくださるおかげです。いつもご支援有難うございます。今後ともよろしくお願いします。

 

以上報告は、担当 伊佐治でした。