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2019年07月26日(金)

令和元年度第3回施業プランナー育成研修を開催

日時:令和元年 6月17日(月)

場所:森林文化アカデミー テクニカルセンター A棟、演習林(演習)

「現状把握のための林分調査、調査結果の読み取り」

東濃農林事務所 林業普及指導員 藤井氏 09:05-16:30

 

今回は、森林管理の基礎情報となる森林の現況を調査するためのやり方と理論をまる一日かけて東濃農林事務所林業普及指導員の藤井氏を講師として学びました。午前中は林業作業の基礎となる林分調査のやり方と調査結果の読み取り方について講義いただきました。

午後からは、森林文化アカデミーの演習林にて、実際に調査プロットを作ってサンプル調査を行いました。

今回は、プロット1つではなく、10m×10mプロットを4つ作って比較しました。今回学ぶべきことの1つでもあったのですが、同じ林分であっても、プロットごとに立木本数が異なることが確認できました。これは、立木がまんべんなく生えているのではなく、不規則に生えていることが理由です。

10m×10mプロット内での立木本数が1本違ってくれば、1haに換算すると100本の違いが出てしまい、今後行う森林管理の作業内容が違ってきてしまいます。そのため、プロットを作る場所の選定には細心の注意を払わなければならない、という事を実体験できました。

また、森林現況調査を基にした間伐木の選定については、現況(データ)をどう判断するか、どういう森づくりをしていくのかに基づいて行うことができるため、結果的に、間伐計画を担当する者の意向が強く反映されることになるので、個人個人で判断能力を身につけることが求められることを学びました。