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2018年06月16日(土)

「森の企業研修」やっちゃいました!

森林空間には、子どもたちだけでなく私たちオトナを成長させてくれる要素が詰まっているはず。ならば一般企業の研修を「森の中で」やってしまおう! ということで先日、愛知県の医療系企業の社員さん12名を対象に「森の企業研修」を、普段子ども向けキャンプでコラボしているみのインタープリタークラブ(MIC)と、愛知県日進市で子ども向けのアート教室と本屋さんを展開している「アルテ・コローレ(arte colore)さん (http://arcolo2011.com)との3者連携(コラボ)で実施しちゃいました。

朝9時半に愛知県からバスで到着し、焚き火を囲んでオリエンテーションをした後、皆さんが最初に始めたのはなんと「火起こしプログラム」。そうです、森から生まれた木と木を擦って火を起こすあの「火起こし」です。

火が起きる原理と道具の簡単な説明を聞いた後は、4人組のチームに分かれて「どうしたら火が起きるか」「ここにある道具を使ってどうやったら火が起きるか」を考えながらスタート。通常、こうした火おこし体験のプログラムは「こうして火を起こすといいよ〜」なんて丁寧な説明やデモンストレーションがあって始まりますが、今回はあえて「ほとんど教えずに」スタート。

チームのメンバーは色々相談しながら手探りの状態で火起こしにチャレンジです。トライ&エラーの連続。だから様々な会話や思いが行き交います。何度も失敗しながらも1時間ほどで見事全チームとも火起こしに成功!会場から歓声があがりました。

お次は、その木を炭化させて作った「炭」と、森の木をパルプにして作った「紙」を使ってのワーク。我らが木造建築の松井匠先生(たくちゃん)が講師です。美大卒の松井先生の指導の元、2人組になって相手の顔を15分だけでスケッチしていきます。ほとんどの人が、普段毎日会社で互いに顔を合わせている面々。でもこうしてじっくりと相手の顔を見ていると今まで気づかないことが見えたり、あるいは相手が書いてくれた自分の顔の絵を見て新たな自分を発見したり。。。火起こしとは対象的な「静」の時間の体験でした。そして15分とは思えないくらいの出来栄えに皆ビックリ!炭の書き心地も楽しんでもらえたようです。

 

そして焚き火を囲んでみんなでお昼ご飯。昼休み中は、途中ハンモックに寝転がったり、薪割り体験をしたり。。みんなのんびりと森や木と遊びながら過ごしました。

この日は猛烈な蒸し暑さ。。。そこで午後は「涼しいところでやろう!」ということでみんなで森の中の沢沿いの場所に移動。この涼しさも「森」が与えてくれています。

簡単なウォーミングアップをして子供心にかえったら、今度は森の中で裸足で歩いてみたり、沢の中を裸足で探検したり。。最後は森の中の素材だけを使って、チームに別れて「立体オブジェ作り」の時間。各チーム相談しながら「表現」の時間です。森の中の様々な「カタチ」を見つけてはみんなで一つの作品を創り上げていきました。時間をはかるのは「砂時計」。時計でもスマホでもなく「砂が落ちていく」のを感じながら時を知ります。

一日中みんなと一緒に過ごした森で、最後は「ひとり」になってじっくりと15分くらいのマジカルタイム。銀マットに座ったり、寝転がったりして、森を感じながら今日の1日をふりかえります。

 

「毎日顔を合わせているメンバーの新たな一面を発見しました」

「森は光や音や匂いや感触が常に変化していることに気づいた」

「本当に久しぶりに裸足になって歩きました」

「裸足であるこことで森との一体感を感じました」

「せっかく火が起こせたので、今度は自分で起こした火で料理をしたい」

「五感を開くという感覚がつかめたような気がします」

「普段のみんなよりも表情や動きが違っていた」

などなど素敵なコメントをいただきました。

 

 

やっぱり「森」ってすごいですね。

これからも森の空間が持つポテンシャルを活かした研修をどんどんやっていけたらと思います。

興味のある方、会社の人事・研修担当の方、社長さん、是非お問い合わせください。

 

 

なんちゃて先生 萩原・ナバ・裕作