材料庫にロフトができました！

見てください、このすっきり広々した材料庫。以前の写真を撮っていないのでビフォーアフターをお見せできないのが残念ですが、昔を知る人ならビックリのはず。木工専攻では実習用に30種類以上の木をストックしているのですが、最近は市場で流通する木に加えて里山の雑木林の木も使うようになり、材料庫が手狭になっていました。

そこで一部をロフト化したいと思っていたところ、木工専攻の学生有志が春休みに取り組んでくれることになり、建築の教員・学生のアドバイスやサポートも得ながら見事に完成させました。春休みのほとんどを使って取り組んだ力作です。

1階部分は、市場で流通する材（2.1メートル）が収まるように設計しました。

2階に上がる階段は、スペースを有効に使いたかったのでこんなデザインに。急勾配でもしっかり踏めて、膝がじゃまになりません。以前訪問させていただいた、北海道置戸町の木工作家さんの工房で見たアイデアです。

2階には端材を収める棚を設置しました。アイウエオ順に34マスあります。学生が使いたいと思う樹種に、アクセスしやすくなりました。あと10〜20マスぐらい増やしたいと思っています。

作業は大変だったと思いますが、楽しみながら取り組んでくれて嬉しかったです。仕事や暮らしがしやすいように家具や室内環境を改善する意識を持ち続けるのは、木工の仕事をする上で大切なこと。素敵な実践の場となりました。

報告 久津輪 雅