2026年11月05日(木)
狩猟文化に触れる:獣害対策PG
様々な視点で野生動物に関する視点を養う獣害対策プログラムですが今回は歴史と文化を学ぶ為に諏訪大社を訪問しました。

日本では幾度か肉食や殺生がタブーとされていた歴史があります。しかし、諏訪の地域では寒冷な山間部で人々の命を繋ぐためには獣の肉は貴重な栄養源でした。そこで諏訪大社では「鹿喰免」を発行して獣肉を食することを当時の公的な機関である神社が認めたといわれています。この鹿喰免は現在でも発行されており、狩猟を行う猟師は遠方から鹿喰免をいただきに来るようです。神道でも仏教でも忌み嫌われる「殺生」についての狩猟の文化が、様々な云われがある事でしょうが今なお残されている事は興味深いですね。

学生達は最後に予定されているキャンプで無事対象となる動物を捕獲できる事を祈願しました。
本来は「神長官守矢資料館」も訪問したかったのですが、あいにくの臨時休館。また来る理由が出来ましたね。
午後は地域の銃砲店を訪問しました。
訪問した上伊那銃砲火薬店では登内里見代表が、地域の猟師の様子と狩猟の安全について学生に指導してくれました。北海道での猟を行っている為、銃を扱う際のクマに対してのリスクや「何を目的に」捕獲を行うかで狙う場所を定めなくてはならないなど、登内代表のリアルな表現や狩猟技術のトレーニングについて学ぶことが出来ました。銃の所持をしている人も社会情勢に応じて「狩猟」と「標的射撃」の割合が変化しているそうです。
お客さんの見える中、アカデミーの学生の為にお時間割いて頂きありがとうございました。

知っているようで案外知らない「日本の野生動物事情」ですが、これからも様々な視点から学生の引き出しにインプットしていきたいと思います。
報告:新津裕(YUTA)