卒業生主催の講座に講師として参加しました
クリエーター科20期の卒業生、松川久美子さんが主催する「おとなのための子どもナイフワーク講習会」に、先日、講師として参加してきました。

講座を主催した松川さん(中央)”森のてしごとや みのむし”の名前で仙台で活動している
この講座は3月21日、22日に、神奈川県相模原市で開催したもので、子ども達と一緒にナイフクラフトをする際に必要な知識や技術を2日間を通じた研修の中で学ぼうというものです。今回の講座のテーマでもあった、子どもを対象にしたナイフワークの指導技術は、彼女が学生時代に課題研究で取り組んだ内容がベースになっています。
今回のよう、松川さんが取り組んだような『講座の主催者』となると、スケジュール調整から会場や講師の手配。参加者募集の告知・広報と、その手間や責任は膨大に増えます(ビジネス的なリスクも!)。
それでも本業で多忙な日々の中、自分達の活動を普及したい!いままでやってこなかった地域で講座をしたい!というモチベーションで、前向きにチャレンジをしたのはすごいことだと思います。

子どものナイフワークを紹介する本や作品
また、今回すてきだなと思ったのは、普段は活動する地域の異なる卒業生達が協力し合って、1つの講座を作り上げたことです。自分1人だけで頑張るのではなく、学校で生まれたつながりを活かして、協力しながらお互いのやりたいことを形にする。そんな卒業生の自己実現の形が見られたのも、すごく嬉しいことでした。
今回、仙台、東京、愛知県とそれぞれ遠方に住む卒業生達が協力し合って講座を行ったのは、今後、他の学生や卒業生達にとっても、とても良い実践事例になったのではないかなと思います。

松川さんと同期の渡邉さん。相模原で地域材活用に尽力する傍ら講座の会場手配や現地での様々な調整をしてくれました

今回の講師の1人、18期生の丹羽さんは愛知、岐阜で子どものナイフプログラムを運営しています

環境教育専攻卒業生のまっちゃんは進行と裏方で支えてくれました
アカデミーを卒業した卒業生達に会うと、なかなか日常の業務の中で、自分のやりたいことをやることができない・・といった悩みを聞くことがあります。
学生時代のように時間があるわけでは無く、学校や教員、県などがバックアップしていたときのようにはいかないのが現状だと思います。一方でこうやって、卒業生どうしで連携しあいながら、やりたいことを形にする方法もあったりします。
学校での学びや、社会での経験を経て、卒業生達はそれぞれに自身の活動や考えを発揮していく力は育っています。あとはそれをどう社会実装していくか?そこには1つの壁があるかもしれませんが、ぜひ前向きにチャレンジをしていって欲しいなと思っています。自分も自身の研究活動などにうまく重ねていくことで、卒業生達の活動の支援的なこともできたら良いなと思っています。
アカデミーがこれからも学生や卒業生達にとって学びと自己実現を支援できる場になれるよう、自分も模索を続けていきたいと思います。

講座の集合写真。林業専攻卒業のおっくん(左手前)も参加者でありながら、最後まで片付けを手伝ってくれました
木工専攻 准教授
前野 健