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2026年06月04日(木)

雨でも実習?「樹木同定演習」

クリエーター科の「樹木同定演習」では、夏までに約70種類の樹木の同定ができることを目標としています。

この日の天候はあいにくの雨でした。そのため、教員が事前に演習林や学内を回り、学生19名分の枝を採取して準備していました。葉や枝の特徴が分かりやすいものを選びながら集めるのはなかなか大変な作業ですが、実物を手に取りながら学ぶことができるのは、この実習の大きな魅力です。

 

採取した枝の一部です、19人分となると写真には収まりきらない量になります

 

雨天のため、今回は学生ホールでの実習となりました。机の上に並べられた枝葉を前に、学生たちは図鑑を片手に観察を始めます。葉の形や付き方、葉脈の特徴、毛の有無、枝の色や冬芽の形など、樹木を見分けるポイントはたくさんあります。一見すると同じように見える樹木でも、よく観察するとさまざまな違いが見えてきます。

 

時々ヒントはでますが、基本は各自の図鑑を元に観察をして樹木を同定します

 

実習では、教員が1樹種ずつ丁寧に解説を行いました。単に名前を覚えるだけではなく、その樹木がどのような場所に生育するのか、どのように利用されているのかといった話も交えながら学んでいきます。最初は図鑑の見方に戸惑っていた学生も、観察を進めるうちに「この葉は互生だから…」「鋸歯に特徴がある」といった具合に、自分で見分けるポイントを探せるようになっていました。

 

柳澤先生による解説です、この日はどんぐりをつける樹木を中心に勉強しました

 

実習の最後は標本づくりです。観察した枝を新聞紙に挟み、形を整えながら押していきます。これらの標本は乾燥後、スケッチブックに貼り付け、学名や採取場所等を記録し、復習用として活用してもらいます。

 

押した標本は乾燥庫にいれます、エンジニア科実習もあるので現在乾燥庫はフル稼働です

 

樹木同定は一朝一夕で身につくものではありません。しかし、実際の枝葉に触れながら何度も観察を繰り返すことで、少しずつ樹木を見る目が養われていきます。雨の日ならではの落ち着いた雰囲気の中で、じっくりと樹木に向き合う一日となりました。

 

林業専攻 中森

 

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