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2018年03月08日(木)

第16期生の卒業式が行われました

岐阜県立森林文化アカデミー平成29年度卒業式(16期生)が実施されました。
エンジニア科17名、クリエーター科22名が、森林文化に関わるプロフェッショナルとして旅立ちます。

卒業生のみなさんのビシッとしたスーツや綺麗な着物姿で、会場は華やかな雰囲気に包まれました。

卒業証書授与式は、卒業生一人一人の言葉と、スクリーンにアカデミーでの学生生活の写真が添えられました。みんな楽しそうな生き生きした笑顔です。特にクリエーター科は年齢も様々なので、十数年振りの学生生活が一生の思い出になったという人も。おめでとうございます。

表彰状の授与も行われました。
学内外で優秀な成績・成果をおさめた学生に送られる学長賞と学長奨励賞。
今年は4人が受賞しました。

学長賞:クリエーター科2年 玉置健二さん
学長奨励賞:クリエーター科2年 池冨士裕さん
エンジニア科2年 境田夕姫さん
エンジニア科2年 福本祐大さん

その他、森林技術交流発表会や建築系コンペの表彰状、ぎふ木育指導員の認定証書授与も行われました。

第16回ぎふ建築作品展 優秀賞
クリエーター科 八代麻衣さん、玉置健二さん

第16回ぎふ建築・生活・芸術系学生・生徒優秀作品展 佳作
クリエーター科 八代麻衣さん、玉置健二さん

平成29年度建築関係学科卒業生表彰
クリエーター科 玉置健二さん

平成29年度中部森林技術交流発表会 奨励賞
エンジニア科 境田夕姫さん

ぎふ木育指導員の認定証書を受け取った方
クリエーター科 池野主水さん、亀山宏美さん、鷲見菜月さん、田中浩一さん、田中靖子さん、南 成年さん、吉田理恵さん

次は、涌井史郎学長の式辞です。
「夢や希望というふわふわしたものは、技能と技術によって実現に向かって進むことができる。諸君は本学で学ぶことを選択したということから、金銭の多寡にこだわる生き方ではなく常に自分らしい心の自分を誇りとともに満足させる生き方、豊かさを追い求めず豊かさを深める生き方を選んだ。知識と経験を元本に、限りある地球の恵みの範囲で豊かさを深めることが、これからの時代の生き方である。諸君は本項で三つの宝を得た。一つは技術と技能。二つ目は学びへの強い意欲と意思、三つ目は仲間です。ここに四つ目として本校そのものを加えたい。苦難の時、必ずやアカデミーは諸君を支えるオアシスとなる。諸君の故郷として、どうかいつでも迷わず本学に足を向けてほしい。」

 

続いて、岐阜県知事の名代で高井林政部長さん、地元の佐藤県会議員さん、武藤美濃市長さんからも祝辞をいただきました。

在校生送辞は、エンジニア科1年の日下部さんです。
1年という僅かな時間に、多く支えてもらった先輩たちに感謝の意をあわらし、旅立ちを祝いました。

卒業生答辞は、クリエーター科2年の八代さんです。
建築専攻で自力建設の棟梁を務めた八代さん。他業種からの転向してきた八代さんは、図面も施工も何もわからない中、大工合宿で図面の間違いが原因で刻んだ材が使えなくなり、その責任の重さに苦しんでいました。そのとき大工さんから「建物をつくるのは責任があって大変やな。だからこそ、やり甲斐があって面白いやろ」と言われたことが今も心に残っていると、言葉を詰まらせながら語りました。会場にいるみんなが胸を打たれる答辞でした。

続いて、卒業記念品として、卒業生から学校に「高圧洗浄機」が贈られました。

その後は、教職員と卒業生との記念撮影です。みんないい顔してますね!幸あれ!

記念撮影の後は、そのまま謝恩会になりました。卒業生から教員にガーベラの花が渡されたり、大いに盛り上がりました。今年退官される原島幹典先生には特別なプレゼントも。

今年も39名の卒業生が旅立って行きました。
私たちは皆さんが元気に、楽しく、充実した将来を送られることを願うとともに、いつでも来校をお待ちしています。このたびはご卒業、誠におめでとう御座いました!