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2019年09月22日(日)

樹上安全作業のためのBasic Arborist Training 3 A

樹上安全作業のためのBasic Arborist Training 3 A

 樹上での安全作業、アーボリスト(Arborist)への道

 

Rigging技術のためのBasic Arborist Training 3 Aは、TECHNICAL HIGH ANGLE AND HEAVY RIGGINGを学ぶものです。

本日は既にBAT-2を受講済みで、チェンソーの特別講習受講修了者だけを対象にした、ヘビーリギング作業と樹上チェンソーワークの基本を学びます( TECHNICAL HIGH ANGLE AND HEAVY RIGGING)。

講師はATIの近藤さん、宇治田さん、高村さん、そしてJIRIです。

森林組合や林業事業体からの参加者の技術確認と研修項目の確認、そしてMy Gear のギア・インスペクションをして、各自のクライミング確認ました。

この講座で学ぶのは、

①ハイアングルおよびヘビーリギング衝撃荷重と静荷重 重力加速度の理解
②ロードの重さと大きさ 落下距離よる衝撃荷重の計算
③強度適格なリギング用ギアの取捨選択
④リギングロープ・ブロック・フリクションデバイス
⑤コネクティングリンクス スリング等 相互の相性
⑥ロープ径がより太い場合のリギングロープ取り扱いの注意点
⑦ヘビーリギング作業時に求められるグランドワーカーの配置・資質と役割
⑧各種のリフト手法 理解と実践訓練
⑨スピードラインおよび複数のリギングロープを駆使したより複雑なリギングなどです。

本日の課題は、下の写真の矢印の枝をコントロールしながら地上に下ろすことです。

 

 

どの場所にロワリングデバイスを、リギングブロックはどこに、など図に書き示しながら計画を共有します。

フィドルブロックを使って簡単に荷を引き上げるにはどうするのか?・・・・などなど。

リギングラインとストラップやカラビナを利用したジップライン。 ジップラインにスピードをコントロールできるラインを組み合わせたスピードライン。 そして荷を目的地に誘導するタグラインをつけるとどうなのか?

 

 

Port-A-Rapを取り付けるためのカウヒッチ&ベターハーフを根尾開発の方と恵南森林組合の方、互いに学び合いながら設定しています。

 

 

現場で電線はないか。作業の障害となる建築物はないか。危険な岩や蜂の巣などはないか。対象木の腐朽などはないかなどなど、確認です。。

そしてどこをクライマーがクライミングし、どこにリギングブロックを取り付け、どこにスピードラインを設定するのかなど、リギングした切断枝のランディングポイントはどこも含めて、作業環境全般を打ち合わせます。

 

 

設定は樹上者とグラウンドワーカーが各自分担、としてポータラップ・リガーや、リギングライン、スピードライン、ブロック、タグラインなどを設定しました。

この操作を樹上から眺めると、「こんなアングルで見られます」

グランウンドワーカーテクニシャン(GWT)が見る景色と、樹上のツリーワーカーが見る景色が違いすぎますよね。

子林さんも身軽にクライミングされ、樹上での作業を淡々とこなされました。

 

 

午前中はクライミングライン設定2カ所、リギングライン設置、タグライン設置など、全体計画をしっかりシステムアップして終了しました。

 

午後から樹上担当者を大平さんに交代し、具体的なリギングに向けて剪定作業をします。

今回は枝を上側にへし折るので、上側に受け口をオープンフェイスで作成しました。

 

リギングラインにフィドルブロックを取り付けて、枝を折り上げて直立させました。

5倍力システムのお陰で簡単に枝を上にあげることはできましたが、それを支えるリギングブロックの取り付け位置に過大な荷重がかからないよう注意が必要です。

宇治田トレーナーが見守る中、最後の切り離しのため手ノコを入れています。

ハンドソーの取り扱いに注意するだけでなく、クライミングロープとランヤードが緩まないようなポジショニングも問題です。

樹上作業していた大平さんが地上に降りて、安全が確認されたので、リギングラインとタグラインでランディングポイントまで切り取った枝を降ろします。

 

続いて石川さんが樹上に登り、他の枝先を剪定し、こちらもタグラインでランディングポイントに誘導しました。

最後はチェンソーの取り扱い方法や注意点などを宇治田さんが説明して、その延長線上で実践です。

今回は電気チェンソーでの剪定ですが、この時も、両手で操作することや下半身の安全なポジショニングについても説明してくれました。

 

 チェンソーだからと言って、簡単に大きく切っても良いわけではありません。安全な大きさで確実に切断し、また切り直す。

美しい切断面が出来上がりました。

最後に、部屋に入って、本日の復習と質問タイム。

宇治田さんはホワイトボードで図説して、疑問に答えてくれました。他にも普段の自分たちの現場に当てはめて、様々な疑問にアドバイスをしてくれました。

この研修は、「安全」を第一に、作業手法を学ぶものです。

今回は知らない者同士が、実際に仕事をする中で技術を学びました。

 

 今回の受講者も各地できっと良い仕事をしてくれることでしょう。参加された皆様、講師の皆さん、本当に有り難う御座いました。

 

 以上報告、JIRIこと川尻秀樹でした。

BAT-1の様子は

樹上作業のためのBasic Arborist Trainning 1

BAT-2の様子は

安全な樹上作業のためのBasic Arborist Training-2(BAT-2)

でご確認ください。


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