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2020年07月01日(水)

第4回岐阜県地域森林監理士養成研修を開催しました

(1)森林計画制度、森林法令、森林情報の活用の説明等

林政課 森林企画係 技術課長補佐兼森林企画係長 大橋 吉隆氏      9:55〜11:10 

 今までの歴史のなかで、無秩序な森林の伐採や開発がなされ、森林の荒廃・資源の減少が一旦起きてしまうと、森林の機能回復には長い年月を要するため、国民生活に大きな影響を及ぼすという反省から、昭和26年森林法において「森林計画制度」が定められた。

 その体系は、国から都道府県、都道府県から市町村の計画へと即しており、受講生が主にかかわることとなる、市町村での計画には、「市町村森林整備計画」というものがあるという説明をいただき、受講生は自分がどのような立ち位置で活動するのかが俯瞰して理解することができたことと思います。      

 

(2)特徴ある市町村森林整備計画の事例紹介 

郡上市 農林水産部林務課 主幹 河本 俊哉氏  11:10〜12:10                                   

 先に受講した、「市町村森林整備計画」が実際に各市町村でどのように活用されているか、郡上市の事例を紹介いただきました。郡上市では「市町村森林整備計画」の内容を独自にアレンジすることはしていないが、その内容を実施する仕組みが充実しており、その結果、市町村が地域の森林管理を先導している様子がわかり、新たな森林管理の理想形のひとつを知ることができました。

(3)市町村森林整備計画の構想の作成(演習・意見交換)

森林文化アカデミー森林技術開発・支援センター  普及企画係長 下野 俊彦氏       13:00~15:20

午前受講した中で、 市町村森林整備計画を作成するには岐阜県の計画の内容を理解する必要があることがわかりました。特に、岐阜県では独自の森林配置計画を設けているため、その理解を深めるねらいで、森林配置計画の定義づくりを受講生が提案しました。受講するだけと、実際に中身を考えるのとでは受講生の反応も違い、受講生の理解を深めるとともに、受講生からは活発な意見が飛び交い、コミュニケーションも高める場でもありました。