活動報告
最近の活動
月別アーカイブ
2018年11月09日(金)

施業プランナー第2回技術維持研修を開催

11月7日(水)、研修生8名で、平成30年度施業プランナー技術維持研修を開催しました。テーマとしては、流域環境を改善するための人工林施業の考え方と簡易的な森林機能評価として、森の通信簿手法を用いた実習も含めて、岐阜大学工学部社会基盤工学科環境コースの篠田成郎教授を講師として理解を深めました。

平成30年度5回コースの2回目として、篠田教授から午前に1時間40分の講義と午後3時間の現地実習で講義を行いました。

1 流域環境を改善するための人工林施業の考え方と簡易的な森林機能評価の講義

午前の講義は、郡上市大和振興事務所の会議室において、森林づくりを流域環境の観点から考えて、森林環境(間伐)の有無による森林環境の違い、間伐による森林環境の変化・適切な施業はケースバイケースで、温暖化・気候変動の状況と森林への影響(雨の降り方や機構の状況も変わってきている)、良好な森づくりのための施業プランニング方針、森林機能の簡易評価方法(森の通信簿で、森の調査と川の調査を行い調査結果を集計)、現地での調査結果の推移・状況及び今年の飛騨地域の作業道法面崩落地を分析して講義が展開されました。

2 森の通信簿手法を用いた森林機能評価(実習)

午後は、郡上市大和町古道の郡上市有林に移動し、2015年度版「森の通信簿」を用いて、「森の働きを簡単な方法で楽しみながら調べよう」として、雪害被害の無かったサイトMのエリアで森の調査を行い、約50ヘクタールの集水点で川の調査を行いました。

調査項目ごとに、説明・解説を受けながらテキストに沿って、森の調査、川の調査を行いました。

調査後に、広場で、「まとめシート」に沿って、採点、集計し、森林機能レーダーチャートにプロットしました。

3 結果・成果

講義、実習ともに受講生の感想は、少し難しかったが概ね理解でき、時間的にも適当で今後の参考になったという評価が多く、「今後も継続すべきだ」と好評だった。