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2019年10月04日(金)

令和元年度第2回施業プランナー技術維持研修を開催しました

と き:令和元年10月1日(火) 10:00~16:00

ところ:岐阜県立森林文化アカデミー テクニカルA棟

情報処理室A、C

 

(1)新たな森林管理システムに対応した意欲と能力のある林業経営者としての活動

リスクコミュニケーション             10:00~11:00

森林整備課 森林経営係 小池ますみ

 

令和元年度から新たな森林管理システムがスタートし、「意欲と能力のある林業経営者」が求められています。「意欲と能力のある林業経営者」になってもらう活動の一環として、リスクコミュニケーションを学びました。

岐阜県の林業分野での死傷は、過去3年間60人前後になっており、削減できていない状況があります。死傷するのは現場の方ですが、内勤の方にも常に状況を把握していてもらいたいです。

事故を低減させるために、組織としてリスクアセスメントを実施することが必要であり、林業・木材製造業労働災害防止協会が実施しているリスクアセスメントの実施方法を学びました。

(2)GPS、GIS、画像解析システムによる森林空間解析と木材生産システムの選択

11:00~16:00

森林文化アカデミー 講師 杉本 和也

 

ドローンの紹介をしていただきました。DJI製のMavic Airを実際にフライトしてみました。また、自動操縦もしてみました。

ドローンで撮影した画像データを張り合わせてフリーソフト(VisualSFM)3Dデータを作る作業を見せてもらいました。また、レーザー機材で取得した点群データを見るソフト(フリーソフトcloud compare)のデモをしてもらいました。

3次元データが公開されてきており、QGISを使って、微地形図(CS立体図)を作る方法、3D地形図を作る方法を学びました。

このCS立体図と3D地形図を活用して、崩壊地や岩石地等を避け、安全で効率的な作業道の線形を導き出したり、架線集材を行う際の先柱や元柱の位置決めができ、多くの研修生から、是非自分達の現場で役立てていきたいという感想がありました。