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2022年08月08日(月)

【手計算で挑戦!】 木造の許容応力度計算

木造建築の新しいかたち(その186)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全5回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算をひととおり実施する研修となっています。

新型コロナウィルス感染症対策として、第2回はオンデマンド研修として実施いたしました。
『耐力壁について』研修しました。耐力壁の考え方やその前提について、設計者さんであってもあまり御存知でない方も非常に多いと思います。耐力壁について研修して、演習を手計算していただきました。画面

また、『偏心率について』研修しました。偏心率は耐力壁配置のバランスを考える際の基本的事項ですが、普段実務で簡易手法(側端充足率計算)を行っていると、ちょっと難しいかもしれません。偏心率の悪い建物は「ねじれ変形」を生じてしまい、耐力壁の少ない方側に設計で想定した以上の地震力がかかってしまいます。偏心率について研修して、演習を手計算していただきました。耐力壁配置のバランスが悪い建物の怖さを建築実務者の皆さんも感じていただけた研修になったと思います。

画面

教授  小原 勝彦