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2018年08月07日(火)

『2018年度キャリアカフェ』第1回目がスタートしました。

2018年7月11日、第1回「キャリアカフェ」を開催しました。「キャリアカフェ」は、経営者と学生がお互いを知ることを目的としています。経営者と学生が対面で話し合い、学生は、企業活動、経営者の考える課題や人生観を直接知ることができます。また、経営者の皆さんには、私たちクリエーター科の学生が、どんな経歴や夢を持っているのかを知っていただくための機会でもあります。

第1回目となる「キャリアカフェ」では、有限会社根尾開発の取締役である小澤 建司さんをお招きして開催しました。地元の美味しいパンとドリンクも準備され、講義形式や面接のような堅い雰囲気ではなく、カフェで語り合うようなリラックスした雰囲気で行われました。

 

根尾開発は、岐阜県西部に位置する本巣市で林業を営まれています。人工林施業をはじめ、重要文化財「淡墨桜」の管理や、広葉樹の利活用プロジェクト「NeoWood」等、幅広い活動をされています。

お話の中では「次世代に残せるものを考え、できるだけ選択肢を多く揃える」という言葉が出てきており、幅広い活動の動機として具体的に裏付けされているように感じました。

小澤さんには色々なお話を聞かせていただきました。その中で、自社の森に訪れた親子に、

「木が大きく育つには、少なくともあなたの子供が

        あなたと同じ年齢になるほどの時間が必要です。」

と話すと、なんとなく納得してもらえる・・・というエピソードが印象に残っています。

木が育つには長い時間がかかります。当たり前のことと理解できても、それを実感できるかどうかは別の話で、文献や言葉だけでは伝わらないことがあると思います。

実感することの大切さを考えさせられました。


今後も、学生生活を送るにあたり、さまざまな企業のトップの考えを直接お聴きすることができる貴重な機会を逃さず、様々なことを学んでいきたいと思いました。

小澤さんその後の交流会までお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

クリエーター科1年 杉浦 義隆      森泉 周平

 

2016年度にスタートした「キャリアカフェ」も、試行錯誤をしながら3年目を向かえました。本年度は岐阜県森林技術開発・普及コンソーシアム 事務局と連携し、クリエーター科学生との交流に関心のある経営者の皆さんを募ったのですが、とても多くの皆さんに手を挙げて頂きました。

クリエーター科の平均年齢は30歳を超えます。学生たちは、すでに様々なスキルを身につけており、入学後さらに森林に関する学びを重ねていきますが、もっとも学び難い内容が「経営」であると考えます。人を雇い入れる企業体力や経営者だからこそ思索する森林に関する課題や将来ビジョン。それを少人数で直に触れることのできるこの機会は、卒業後大きな財産となることと信じます。

クリエーター科長 松井 勅尚