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2017年10月15日(日)

「森ママ&森パパ養成講座  〜第一回 森の木を伐って運んでみる〜」が始まりました!

 

森のようちえん指導者や、木工指導者など、普段「空間」として森を活用している人や、木材から関わる活動をしている人たちに、

①もっと違う面から森を見てもらいたい。

②生きた森の木が、モノに変わるまでのプロセスを体感してもらいたい。

③林業のことに興味を持ってもらいたい、知ってもらいたい。

そんな思いから始まった「森パパ森ママ養成講座(連続講座)」の第一回目が10月14日に開催されました。第一回目のテーマは「森の木を伐って運んでみる」です。

講師は、我が森林文化アカデミーの原島幹典先生と、伊佐治昭祥先生のお二人。

 

当日朝、集まった参加者同士で自己紹介をしてビックリ! 森のようちえん関係者はもちろん、人生なんらかのステージで「製材」に関係している人が4人も!!

木を扱い一見森に近いと思いがちな製材に関係していながら、実は「森の生きている木が加工され生活のものになるまで」のプロセスを体験したことのある人が意外と少ないことに驚きました。

 

これは衣食住すべてにおいて言えることですが、効率を追求した「分業化」が進んだ結果、我々はありとあらゆる「プロセス」を見ることができなくなってしまいました。

便利で楽になった分、失ったものも大きいようです。

そんな「森とのつながり」のきっかけもねらいとしているこの連続講座について、サポートスタッフとして当日お手伝いしてくれた森林文化アカデミーのクリエーター科1年生、立山さんが今回のレポートを書いてくれましたので以下に紹介します。

*私ナバは当日同時開催していた週末プレーパークのため、隣にいながらも見学できませんでした。残念!

 

 

<以下、アカデミー生、立山さんの報告>

まずは、木を伐るときに使う道具とロープ上げの説明。ロープ上げは長いロープを操ってロープを木の幹の高いところまで引き上げる伐倒作業で行われる手法です。ロープを高く上げるそれだけの作業ですが、意外と難しく上がるとうれしいとハマる人も。

そして、いよいよ伐倒作業。みんなで相談しながらどの木を伐ったらいいか、この木を伐ったら周りの木はどうなるかを考えながら伐る木を選びました。森や木材には関わってきたけど木を伐ったりするのは初めてという参加者の方も多く、木が倒れた時には「気持ちいい!」と歓声が上がっていたのが印象的でした。

午後からは、伐った木を枝打ち、輪切りにしてトビを使って協力しながら下まで降ろしました。その後はロープワークをいくつか習ってぶり縄で木登りに挑戦!ぶり縄はスギやヒノキの下枝を剪定するための伝統的な木登り手法ですが、ちょっと木に登っただけで見える景色が全然違う!と真剣にロープワークを練習しました。

 

最後は丸太の皮をむき。つるっと簡単に向けるということでみなさん黙々と夢中で皮をむきました。皮をむいた後のつるつる感や独特のみずみずしさに「なめていいですか?」との声も。むいた皮を使った森のおじさんたちのワイルドな皮編み細工には参加者の皆さんも興味津々でしたが時間の関係上編むところまではいけませんでした。しかし「帰ってからやってみます」とむいた皮をお土産に持って帰る方もいました。ぜひ次回出来上がった作品を見せてほしいです。

 

人力で木を伐って山から出してくるまでの一連の流れを、様々な伝統的な森林文化を体験しながら体感してもらうという一日盛りだくさんの講座でした。

以上、学生の立山さんからのレポートでした。

アンケートには

「林業にまつわることが普段の暮らしになかったのですごく新鮮だった」

「森で活動するだけでなく、森の整備の大切さ、大変さが分かることは大事だと感じた」

「“木は10人分の教師の役割を果たす”ということを身をもって感じることができた」

「素人対象でここまで本物の内容を体験できるのは本当に貴重だと思います」

などなど嬉しい声をいただきました。

 

次回からはチェンソーワークが始まります。 ますます森とつながりそうな予感です。

メイン報告:立山凪(クリエーター科1年生)

前後の文:なんちゃってせんせい 萩原ナバ裕作