森と木のクリエーター科木工専攻
卒業生の進路

兒島 京太朗

調理師が創る木製カトラリー

兒島京太郎さん

彫刻刀を使いカトラリーを製作する

プロフィール

1995年生まれ、愛知県出身。
2022年に前職の調理師から木工職人へ転身することを決意。
アカデミーで木工技術を学ぶ。
2024年にAtelierToshindoを開設。
現在は愛知に工房を構え、
カトラリー製作を中心に食に関わる木のものづくりを行っている。


質問1)今の仕事内容を教えてください。

主に木製カトラリーの製作、営業、展示販売を行なっています。また、飲食店様からの特注品の製作も承っています。

兒島さんが製作した木製カトラリー

兒島さんが製作した木製カトラリー

質問2)今の仕事で大変だなと思うことと、やりがいを感じることを教えてください。

自身の商品を知ってもらうための出展やセルフプロモーションには、時間と労力がかかるなと感じます。繋がったご縁を大切に、地道に販路を広げています。

イベントに出展して、作品の魅力を伝える

イベントに出展して、直接作品の魅力を伝える兒島さん

質問3)今の仕事を通して社会にどんな貢献をしていると感じますか?

漆塗装のテーブルナイフは、食事中の金属の音や感触が苦手な方々にご好評をいただいています。また、左利き専用の商品をとても喜んでお求めいただけた際には、社会的な意義を感じたりします。

課題研究で取り組んだ、肉料理を切ることができる木製ナイフ

課題研究で取り組んだ、肉料理を切ることができる木製ナイフ

質問4)アカデミーに入学を決めたきっかけは何ですか?

調理師として働く中で「料理は味だけでなく、何で食べるかも大切」だと気づきました。同時にステンレスが主流の飲食業界において、木製カトラリーの可能性を感じていました。そして、食器専門の作り手になりたいという願望を叶えるためにはここしかないと迷わず入学しました。

質問5)アカデミーの学びで役に立ったことは何ですか?

各授業を通して、ものづくりを1人で完結させる能力が身についたことです。
材料選びから機械加工、塗装にいたるまでの一貫した木工の流れを広い視野で学習できたことが今の仕事に直結しています。

アカデミーの実習で、漆を塗る兒島さん

アカデミーの授業『商品化』のお弁当箱製作で漆を塗る兒島さん

質問6)専門分野以外の授業やプロジェクトで、役に立ったものはありますか?

起業系ゼミの授業で、ユーザーニーズでの思考を学べたことがよかったです。作品を主観で作り込みすぎず、あくまで使い手のための道具であることを心がけて製作しています。

質問7)アカデミーの学生生活で印象に残ったことは?

木工事例調査やインターンで現在活躍されている先輩方の工房に伺い、職人仕事を実感できたことは印象深いです。また、学生という立場は様々な分野の方に相談がしやすく、その際にいただいた言葉はどれも強く覚えています。

質問8)アカデミー入学前の仕事が、今に活きていると感じることはありますか?

調理をしていた経験則から、独自のデザインが生まれていると感じます。
そして飲食店様からの特注依頼に対して、近しい目線で応えられることは自身の強みだと思っています。

パフェフォーク & パフェスプーン

オーダーメイドで製作したパフェフォーク&パフェスプーン

質問9)今の仕事をしていく上でのモットー、若い人へのメッセージは?

ものづくりの道に終わりはないので、日々精進しつづけます。誰かを目指すのではなく、自分らしさを突き詰めて進んでいきたいです。

迷う時間は大切ですが、決めたらやり抜きたいですね。入学生の2年間が有意義になることを願っています。

製作過程の材料と仕上げられたスプーン、フォーク

製作過程の材料と仕上げられたスプーン、フォーク

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