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2026年02月24日(火)

郡上高校で自走式搬器を架設、集材を行いました

郡上高校にて架線を使った木材搬出を行いました。郡上高校の高校生が間伐した木材を搬出するために、自走式搬器を架設しました。

 

集材距離は100m程度と短いですが、

 ・急傾斜で作業道が開設できない

 ・別の所有者の森林の間を通って運び出さないといけない

ことから架線による搬出を行いました。

 

郡上高校の高校生が伐採した木材を搬出しました

 

架設はエンジニア科2年生、クリエーター科2年生の学生数名により実施しました。

 

アカデミーでは、急傾斜地での架線集材に対応した「高度架線技術者カリキュラム」を作成しており、その一環として今回は自走式搬器を架設しました。

参加した学生は「林業架線作業主任者」の取得に必要な100時間講習を受講しており、スムーズに架設することが出来ました。

 

自走式搬器はリモコン操作で搬器の運搬及び荷上げ索の上下を行うことが出来ます。高校生にもリモコン操作を体験してもらいました。今回使用したのはイワフジのBCR-10Bという機種で約415kgになります。巻き上げ能力は1t程度になります。

 

丸太が並んでいるところが山土場です。

 

 

こちら別の機会にアカデミー演習林で架設した自走式搬器になります。イワフジのBCR-130Bで搬器重量は、730kgです。こちらは主索20mmを使用しており、本体、主索ともに重量物になりますが、郡上高校で架設したのは、このBCR-130Bより一回り小さいサイズになります。日本で販売されている自走式搬器は、このBCR-130Bのみで、小さいサイズは現在では製造していません。

演習林で架設した新型の自走式搬器です。自動で指定した搬器位置にストップすることが出来ます。

 

自走式搬器は主索と走行索のみで架設できるため、架設にかかる手間が少ないのが特徴です。演習林は急傾斜地が多いため、架線による集材が欠かせません。架線を架設することで、ロープの結び方、ワイヤの編み方、力の加わり方など、林業に必要な様々な知識を習得することが出来ます。これからも引き続き、集材機、タワーヤーダ等、架線に関する人材育成を行っていきます。

 

林業専攻 杉本