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2025年11月07日(金)

日独連携シンポジウム・木造建築分科会(その2)

パネルディスカッションでは、情報提供された内容を深堀りしていくディスカッションとなりました。
   ・健康、地球との共存などコスト以外の品質の重要性
   ・指標評価のための新しい試験研究施設の充実
   ・EUDRへの対応として、生産地の情報集約やサプライチェーン全体の把握・管理の必要性
   ・「日本らしさ」も重要
など、
今後目指すべき日独連携のあり方のヒントになることが見えてきました。

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 

日独連携の第3期として、「日独の地域性を配慮し、根拠を有した木材利用を推進するため『情報の集約と展開』に取り組む」方向性とすることが木造建築分科会の「Mino Recommendation 2025」としてまとまったような感じです。

展示の様子

展示の様子

 

パネルディスカッションの後、学生ホールに場所を変えまして、木造建築専攻の日独連携活動などのパネル展示や、木造建築専攻学生の木材活用における成果展示などを行いました。事前案内をしていたわけではありませんが、多くの方々が残ってくださいました。学生による説明なども熱心に聞いてくださり、実務者の皆様からはいろいろなご意見もいただきました。

集合写真

学生と実務者の方々との雑談も非常に活気があり、パネルディスカッションとは違った盛り上がりとなっていました。この学生と実務者との対話の時間は、結果的にはパネルディスカッションの時間よりも長くなっておりました。

学生ホールの様子

今後、学生と実務の方々との新しいプロジェクトも生まれていきそうな流れもいくつか見受けられました。実務者との対話ができる機会を設けることは学生にとっていいことであると感じております。

学生ホールの様子

学生ホールの様子

 

末筆ながら、月末の大変お忙しい最中、木造建築分科会へ御参加していただきました皆様、大変ありがとうございました。
木造建築分科会の実施へ向けた展示物作成や会場準備など多大なる御協力をいただきました教職員および木造建築専攻学生の皆様、素晴らしい木造建築分科会となりました。ここに深謝いたします。

教授  小原 勝彦