陳さん（中国江西省研修員）と学生の相互交流＆意見交換会
木造建築の新しいかたち（その225）木質構造に関する住育の取り組み
岐阜県と中国江西省は友好県省提携（1988年6月21日 協定書を締結、今年で35年目）を結んでおり、2018年11月には、「林業分野での交流促進に関する覚書」（林政部－江西省林業局）を締結し、本年8月より森林文化アカデミーにて中国江西省より研修員の受け入れを行っています。
陳さんには、学生との意見交換会へ参加していただきました。参加学生は、林産業コース学生、木造建築専攻学生、林業専攻学生です。
まずは、学生より下記のテーマ・発表者によって各学生からアカデミーで取り組んでいることについて情報提供を行いました。
◆「2023年度 自力建設プロジェクトの概要と現地見学」：三輪さん、岩本さん、中村さん、山下（修）さん、山下（輝）さん（クリエーター科１年生）
◆「2022年度 自力建設プロジェクトの報告と現地見学」：坂井さん、小島さん、坂本さん、杉山さん（クリエーター科２年生）
◆「2023年度 地域実践プロジェクトの報告」
・中津川市 木遊館サテライト施設 プロジェクト：小島さん、杉山さん（クリエーター科２年生）
・高山市 木遊館サテライト施設 プロジェクト ：小島さん、坂本さん（クリエーター科２年生）
・川辺町 公園施設 プロジェクト ：坂本さん（クリエーター科２年生）
◆「2023年度 海外視察プロジェクトの報告」
・ドイツ視察プロジェクト：坂本さん、杉山さん（クリエーター科２年生）
・韓国視察プロジェクト ：坂井さん（クリエーター科２年生）
次に、陳さんから中国における木材流通の現状、木造建築の現状、暮らしの現状などについて情報提供をしていただきました。
双方の発表のボリュームが非常に多く、質疑応答の時間はわずかしかとれませんでした。しかし、アカデミー学生の活動状況や、日本と中国の違いなどをお互いに情報共有して、日本と中国、双方の木材利用・木造建築・暮らしのあり方を考えることができる貴重な意見交換会となりました。
発表していただいた学生の皆さん、中国の情報提供をしていただきました陳さん、どうもありがとうございました。
そして、この日、誰よりも一番お話をしていただいた通訳の深井さんには大変お世話になりました。大変お疲れ様でございました。のどをお大事になさってください。
教授 小原 勝彦