林業架線の授業、架設完了です

林業架線の実習が始まりました。
参加しているのはエンジニア科２年生、クリエーター科の１年生の林業専攻です。

座学50時間、実習50時間合わせて100時間の講習で、
合格すると林業架線作業主任者の講習修了証が発行されます。

急傾斜な森林での集材作業が多い岐阜県では、森林技術者に必須なスキルです。
林業架線には、林業作業に必要な基本的作業をしっかり身につけているか、応用できるかどうかが試されます。

牽引具の使い方、ロープの結び方、ワイヤの編み方、チェンソーの使い方、
今まで習ったすべての林業技術が試されます。

実習の講師は江崎先生です。現場の経験豊富な非常勤講師の先生で、架線作業において危険なポイント等を教えてもらいながらの実習です。

今週は３日間で架設を行いました。今日でエンドレスタイラーが張り上がりました。

滑車が取り付けてあるのが向柱です。取り付ける際の台付けの結び方を教えてもらっています。

先柱はこんな感じです。一本はしごを３段つなげて、さらにその上にサドルブロック、滑車等をとりつけました。

今週は雨の日もあり、室内でセミロングスプライスを行いました。

ワイヤスプライスは、セミロングスプライス、割差し、巻き差し、変形割差しの４種類をすべてマスターしてもらいます。最後には試験も行います！

来週は設置した架線で集材を行います。その後撤収作業と、架線の授業は来週もまだまだ続きます。

林業専攻　杉本