森はワクワクの空間:Cr森林空間利用実習①
森と木のクリエーター科向けの科目「森林空間利用実習①」を行いました
森林は木材生産の他にも環境保全やレクリエーション機能など多面的機能の発揮を期待されています。2019年からは「森林サービス産業」という言葉を林野庁が提唱し、森林×〇〇の組み合わせが全国で様々な形で展開されてきています。
そんな中、全国でも先進的な取り組みとして度々紹介される【株式会社ふもとっぱら】を訪問いたしました。今回の科目には林業専攻の1.2年生、森林環境教育の1.2年生が参加しコバケン先生にも同行いただき総勢11名での視察となりました。
ふもとっぱらという名前を聞くと、名前を知る多くの人がイメージするのは富士山のドーンと見えるふもとっぱらキャンプ場ですが、じつは管理している竹川家やそのフィールドが非常に歴史的にも由緒ある場所であることは意外と知られていません。そんな紹介をしてくれたのは、森林文化アカデミーのOBでもあり、現在は家業を継いでいる竹川大登さん。
キャンプ場を開業するまでの歴史と近年の動向を紹介してもらい、森林空間を活かした多様な取り組みをフィールドに出て紹介してもらいました。
いわゆる人工林ではありますが、そこかしこに森のなかで楽しむ仕掛けが用意されています。
オシャレに見えるけど、じつは林業で使う道具やチェーンソー練習用の・・・など、林業が活かされてこの場が作られているという事に気づきます。
他にも企業の森の活動で使う土づくりや炭づくりなどの話も伺いましたが
なんと森の中が楽しすぎて初日は視察の時間があっという間に終了してしまいました。ふもとっぱらの基盤となっている森林だけでこのボリューム感。竹川大登さんの話も分かりやすく面白かった為、行く先々で質問攻めでした。さて2日間の滞在予定ですが、林業会社ふもとっぱらをどれだけ紐解く事が出来るのか?後半に続く!
報告:新津裕(YUTA)