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2026年09月08日(火)

【おねがい】帯鋸を集めています~帯鋸博物館を目指して~

木造建築専攻・講師の石原です。

 

今年度、本専攻の畑佐さんが「帯鋸加工業の実態調査」をテーマに課題研究に取り組んでいますが、彼女の研究指導を通じて、日本の帯鋸加工業(目立て加工業)が極めて危機的な状態にあることを痛感しています。

帯鋸は、形状・寸法も目的や地域に応じて改良・進化を遂げてきました。また、過去の技術資料を集めて推察するに、多くのロストテクノロジーがあることも見えてきました。

鋸の目立て技術の継承には、社会的な課題と技術的な課題があるかと思いますが、今現在のこの業界の実態を「形」として残しておかなければ、いずれの課題についても考えられないのでは・・・と思っています。

 

【いろいろな形状の帯鋸】

山県市に残る「和室天井板」の製材所(伊藤製材所)。おが粉の速やかな排出のために特殊な帯鋸(両歯帯鋸)を使用している。また、鋸厚も通常の製材用に比べて薄い。

【美しい製材】

挽いたばかりの「和室天井板」、プレーナー加工前にも関わらず表面に鋸跡がほとんど残っていない。製材というよりも芸術といってよい。

 

そこで、今、この日本(あるいは世界)にある帯鋸を集めて、記録していこうと考えています。

将来的には展示施設を作れたらいいのですが(「自力建設」とかで・・・)、まずはコレクションをすることが、帯鋸加工業の事業継続、技術改良の第一歩になるのではないかと考えています。

 

先ごろ、さっそく某社(2社)から帯鋸の現行品のサンプルを寄付いただきました(ありがとうございます)。当然ですが、目的に応じて、鋸の幅や歯の形も大きく異なります。

 

こうした帯鋸を積極的に集め、近い将来的に整理・展示(+解説)ができたらよいと考えています。

-かつて、岐阜県(旧・岐阜県林産指導所)は帯鋸の研究の最先端を担っていたと聞いています。将来的な帯鋸研究の復活のためにも、帯鋸のサンプル(30 cm程度)の寄付を募る次第です。

 

講師 石原 亘