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2026年06月04日(木)

建築実測で寸法を身体知に「空間認識」

アカデミーに入学してくる建築専攻学生は、図面を引いたことのない人がほとんどです。先日の公開プロポーザルコンペに先立ち、自分の案を示すために図面の書き方と、寸法感覚を身につけるために「空間認識」という授業が行われました。

 

この授業では、卒業生が建てた自力建設を「実測」して手描き図面にします。縮尺と方位を定めたグラフ用紙に、見目の前の建物を描いていくのですが、よーく見ないと描けません。

じっくり見て描き写します

測って寸法を書き入れます

見えないところは建具を外して……

外壁はどうつくられている?よく見ないと図面にできません

窓のつくりはどうなっている?なぜこの寸法なのか、すべて理由があります

2人仲良く描写

 

例えば、引き戸のレールはどう入っている?土間は地面からどのくらい上がっている?内壁と柱の関係はどうなっている?コンセントの高さは?

ただ眺めているだけでは見落としてしまう、というか「認識できていない」建物のつくりを、図面にするためによく観察することで、身体で理解できるようになるのが、この実測のいいところ。

目で見て手でなぞることは、寸法を身につけ、その建物を理解する、いちばんの近道です。

実測平面図

実測断面図

 

作成したのは平面図と断面図。はじめての図面でもここまで描けるようになりました。

17期生が建てた自力建設をトレースする26期生

 

「里山獣肉学舎」は17期自力建設です。鹿や猪の解体実習場なのですが、今回の「育苗実験用温室」と共通しそうな要素がたくさんあり、実測物件に選びました。給水や排水や水仕舞い、よく見れたかな?

 

明日はいよいよ棟梁の発表。
これから一丸となってスタートする前に、先輩の仕事をよく見る機会でもあります。
今年もいい図面にしてね。

建築専攻教員 松井匠

 

おまけのワンシーン。模型のつくりかたを教える辻先生。わたしも実務時代、こんなふうに習いたかった……。