クリエーター科:林木育種について知る、体験する
クリエーター科1年生の授業「林木育種」では、林木育種の歴史や基礎的な考え方について座学で学んでいます。また、林木育種と深く関わる「育苗(苗木を育てること)」についても、実践を交えながら学習しています。
今年は環境教育専攻の学生も履修しており、いつも以上に賑やかな講義となりました。
この日は、まず教室で講義を行った後、コンテナ苗づくりに取り組みました。本来であればもう少し早い時期に実施したい作業ですが、授業日程の関係もあり、この時期に進めています。
今回使用したのは、100日タイプと700日タイプの緩効性肥料です。肥料の効果がゆっくり長く続くため、1〜1.5年ほどかけて苗木を育てていきます。育てた苗木は、来年の秋または再来年の春に山へ植える予定です。
特に700日タイプの肥料は、山に植えた後もしばらく効果が続くため、植えたばかりの苗木の成長を支えてくれます。
今回は、ココピートと呼ばれるヤシ殻由来の土と、バーク堆肥の2種類の培地を用意しました。それぞれの組み合わせを変えながら、全部で10通りのコンテナ苗を作成しました。どの組み合わせがよく育つのか、来年の春にどれくらい成長の差が出るのか、今からとても楽しみです。
また、今年作成したコンテナ苗は、早ければ来年の植栽実習で使用する予定です。在学中に、自分たちで育てた苗木を実際に山へ植えるところまで見届けることができるのは、なかなか貴重な機会だと思います。
育苗については、岐阜県森林研究所のエキスパートである茂木研究員にご指導いただいています。コンテナ苗づくりとあわせて、茂木さんが管理されている森林研究所のガラス室も見学させていただきました。コンテナ苗を作成するのに一生懸命で写真を撮り損ねてしました。下記の写真は昨年訪問したときの様子になります。

別日の放課後には、作成したコンテナ苗の高さを計測しました。また、次年度のコンテナ苗づくりで使用する実生苗(種から発芽したばかりの苗木)を育てるため、ヒノキの種まきも行いました。ヒノキの種子は、毎年エンジニア科1年生と一緒に白鳥林木育種事業地で採取しているものを使用しています。ヒノキの種子採取の様子についてはこちら。

このように「林木育種」の授業では、現地現物主義のもと、座学と実習の両方を通して学びを深めています。実際に見て、触れて、体験することで、森林や苗木づくりへの理解を少しずつ深めています。次回の林木育種では、生産業者の方や県の採種園などを見学に行く予定です。
受講生の皆様、熱い中本当にお疲れ様でした!
林業専攻 中森
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