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2017年10月05日(木)

山からきのこを〜クリエーター科「特用林産物実習(春夏編)」

クリエーター科では林業や地域振興に関連することとして、きのこや山菜など特用林産物についても学ぶ機会を設けています。「特用林産物実習(春夏編)」は2年生の科目で、マイタケの原木栽培や野生きのこの同定技術について学びます。マイタケ栽培については、1年後期の実習「特用林産物実習(秋冬編)」において原木にマイタケ種菌を接種しましたが、本実習においては培養したほだ木の埋設と子実体(きのこ)の収穫を行いました。

 

7月の梅雨時に野生きのこの観察、同定を行いました。一般的にきのこは秋のものと思われていますが、梅雨時にも多くのきのこが発生します。今年は梅雨らしい降雨が見られず、例年よりも少なめでしたが、それでも大型のイグチ類をいくつか観察することができました。

イグチ

こちらがオオコゲチャイグチになります!

ポルチーニの一種

ヤマドリタケモドキ!ポルチーニと呼ばれるきのこの一種です

 

マイタケについては、原木栽培を毎年実施している県内の町内において、6月末にほだ木の埋め込みを行いました。十分菌糸の蔓延した原木を圃場に埋め込みましたが、今年は余剰のほだ木を大きめのプランターにも埋め込んでおいてもらいました。

そして先日の実習で、子実体発生の確認と収穫を行いました。プランターに埋めたほだ木からは大きなマイタケ子実体が発生!庭や畑などがなくてもこの方法であれば気軽に美味しいマイタケが楽しめますね。

プランターで発生するマイタケ

プランターにポコポコと発生!

圃場に埋め込んだものは、今年は場所を変えたせいかまだ発生が見られず、少し残念でした。環境の違いにより、発生時期が少しずれているだけかもしれません。これは今後に期待したいところです。

マイタケ収穫

マイタケの発生

サクラ(ソメイヨシノ)からも発生

しかし、昨年度埋め込んだ圃場からは多くの子実体が発生していました。埋め込んで5年目となるほだ木からも発生が見られました。長く楽しめることもマイタケ栽培の魅力ですね。また一般にきのこ栽培にはコナラやクヌギがよく使われますが、ここでは他の広葉樹の原木も試みており、マイタケ栽培には発生量の違いはあれ様々な樹種が使えることがわかってきました。こうしたデータが幅広い里山の資源利用に繋がっていけばと思っています。

夕暮れには肌寒くなり本格的な秋の季節に入ってきました。後期の授業では現1年生の科目で秋の野生きのこやきのこ栽培について学んでいきます。皆さんも恵みの秋を存分に満喫してください。

(津田 格)

 


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