2023年12月14日(木)

忘れ物対策にはオレンジを　インスタ連載「教員の道具箱」

みなさんは忘れ物とか落とし物とかすることありますか？

お恥ずかしい話ですが、自分はこれが結構多いのです。注意していても気付いた時には既に落としている、無くしている。こういう悩みと一緒にもう40年ちょっと暮らしていると、もうこれは意識の持って行き方でどうこうできるっていうものでもないと思うようになりました。

そこでどうするようになったか？

よく持ち運ぶ道具箱がオレンジになりました。

この記事はアカデミーインスタ企画「教員の道具箱」にそえて書いたものです。
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この道具箱は自分が企画している生涯学習講座に必要な道具などを入れて持ち出すものです。これを持って森へ山へ保育園へ、、それこそどこにでも持って行くのですが、中には人生でもあまりしたことが無い「一目ぼれ」で「衝動買い」した大切なMOKIのナイフなんかも入っているわけで、ある意味道具箱であり宝箱。中には他にもじゃらじゃらと20本からのナイフが入っています。これをどこかに忘れてきて拾われようものなら、昨今、あたりがざわつくこともあるかもしれません。この「絶対に忘れてきちゃいけない箱」というのが、絶対に忘れ物をする人間にとってはすごいプレッシャーになるわけです。

そこで、日常持ち出すことの多いこの道具箱はオレンジ色というチョイスになりました。

上の写真を見てもわかる通り、オレンジの箱はどこに連れて行っても「ここにいるぞ！」と視覚に訴えてきます。講座の片付けの時など、いつも親切な参加者の方々が道具の片付けを手伝って下さるのですが、忘れ物、無くし物体質にとっては緊張が走る瞬間です。全容の把握ができないまま作業が進むとき、それは落とし物や忘れ物が頻発する危険タイムでもあるのです。

でも、道具箱がオレンジなら大丈夫。きっと誰の目にも意識にもとまるはずです。とまっていて欲しい。

道具箱の中身は

この道具箱のフタには、小さな小物入れがついています。ここには絆創膏、ガーゼといった応急用品とリップクリーム(ナイフの防錆に使う)、あと、運搬時に使うワイヤー錠といった物を入れています。箱の中身は主に刃物が入っており、理由なく持ち歩いた場合は銃刀法や軽犯罪法に触れるようなモノも含まれます。悪用することはありませんが、万が一職務質問などにあってもできる限り誤解を招かないよう、自衛のために道具箱は錠がかけられるデザインの物を選びました。

中には取り外しのできる間仕切りのある内箱が入っています。砥石やファイヤースターター、morinocoナイフなどをここに入れています。予め測っていたわけでは無かったのですが、morinocoナイフがシンデレラフィットしています。ノコギリ付きの子ども用モデルのビクトリノックス(写真の青いツールナイフ)はファイヤースターターとセットで使ったり、これ1本でもクラフトをしたりできるので気に入っています。

メインの収納部分には、自分が常用しているナイフと資料用のナイフが入っています。コレクターでは全くありませんが、子ども用であったり、初心者用として使えるナイフをその時々にあわせて入れています。他には剪定ノコギリや剪定ばさみ、手回しドリル、マスキングテープ、耐切創手袋、自作したマレット、クサビなどが入っています。これにシルキーのオノをワイヤー錠に掛けて持ち出すようなことが多いです。

よく写り込んでいます

自分は生涯学習講座の時は基本的にいつもカメラ係をやっていますので、その姿はmorinosブログに見つけることは稀です。でも、このオレンジの道具箱はよく写りこんでいますので、暇でしょうがない時に探してみて下さい。そして、箱を見つけたときは、ここに前野がいるなと思って頂けたらと思います。見えないんだけどいるんです。

TRUSCOプロテクターツールケースTAK-33RE

この道具箱、ここまで、オレンジオレンジと言ってきたのですが、プロテクターツールケースTAK-33REという名前で売られています。型番を見てもらうとわかるとおり、実は「RE=RED」商品としては「赤」として販売されている物だったりします。実はこの道具箱をネット通販で購入した際、目立つから赤にするか―と思って注文したのですが、届いた道具箱は自分の感覚だと、どう見てもオレンジ色だったんですね・・。まあ、目立てばよいかと思って今もそのまま使い続けています。ちなみに、TAK-33OR(オレンジ)というものもあるようです。多分そちらは記事の写真よりも、もう少し明るい色合いのツールケースなんだと思います。

木工専攻 講師
前野　健