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2023年12月27日(水)

もっと身近に火を「木造建築の防火」

木でつくった建物は「火事に弱い」というイメージを持つ人は少なくないと思います。

でも、木は上手に設計して使うことで、他の素材よりも火災の際に命を守ってくれる材料になります。
技術の開発が進み、今では「耐火構造」という最高水準の性能も実現できるようになったので、木造の高層ビルも建てることができるのです。

建築防火の第一人者である安井昇先生は、数々の防耐火実験や木材と火の関係を明らかにすることで、
安全な木造建築と、木や火に親しむ人を増やし、ゆくゆくは都市を木造化していくために、日々活動されています。

アカデミーは10年以上前から安井先生に講義をお願いして、毎年、最新の木造建築防火を習っています。
ちょっと前になりますが、今年も「木造建築の防火」の授業が開講されました。

安井昇先生木造建築の防火2023-3

今年は「林業機械学習棟」で講義をお願いしました。いつも元気でおしゃれな安井先生。わかりやすい授業に学生も集中です。

安井昇先生木造建築の防火2023-4

恒例の「焼杉実習」。内部は燃えているのに外側は熱くない。火が成長する性質と、木材の性質を理解するのにもってこいの実習です。

安井昇先生木造建築の防火2023-5

「どっちが熱い?」。石膏ボードと板金と無垢の厚板を、後ろからバーナーで炙って、熱さを調べます。2年生の杉山さんがササっと作ってくれました。

安井昇先生木造建築の防火2023-1

二日連続で講義ですが、興味津々で誰も寝ません。見習いたい、見事な講義です。

安井昇先生木造建築の防火2023-2

安井先生に22期の自力建設の説明をする棟梁。外部に使った漆喰は不燃材料と言って火事に強い素材です。

実習と講義を織り交ぜ、深い学びをわかりやすく解説してもらえる、あっという間の二日間。
安井先生、いつもありがとうございます。

安井先生が代表を務める「桜設計集団」は、ここちよい木造建築の設計はもちろん、技術開発も請け負う会社で、
さらに【月火水木金土日育】という、良いものをつくるユニークなスローガンを掲げた教育にも携わっています。
こうした活動を楽しそうに展開していく安井先生の生き様そのものから、いつも多くを学んでいます。

来年は、秘密基地にお邪魔します

 

木造建築教員:松井匠