【見学報告】藤井ハウス産業㈱を訪問しました
木造建築専攻・講師の石原です。
過日、養老町にある藤井ハウス産業㈱に、学生3名(エンジニア科林産学コース1名、クリエーター科木造建築専攻2名)と工場見学に行きました。
対応して頂いたのは、同社の藤井様(ネット事業部店長)、七里様(木材加工事業部課長代理)です。
まずは、展示会用に作製したというオブジェを見せてもらいました。
これには学生さんも大興奮していました。同社の取り扱ってる樹種の多様さ、得意とする成形加工の一端を伺うことができます。
応接室の前には、展示会用のスツールも並べられています。いろいろな樹種が使用されており、木材担当の教員としては興味をひかれます・・・
会社概要の説明をしていただいた後、お待ちかねの工場見学へ。
多くの機械があるにも関わらず、工場は広々として整理されています(うちの学校の作業場でも見習いたいところです・・・汗)。
同社は、あらゆる建築造作材を手掛けています。
まずは、突板の接着工程を見せてもらいました。突板を貼れる工場も少なくなっていますので、学生たちにとって貴重な経験になったと思います。
同社で取り扱っている造作用集成材(フリー板)は海外からの輸入が主だそうですが、樹種やサイズによっては現在でもフリー板の特注作製を行っているそうです。
同社の強みは、あらゆる木材加工に対応していること。保有する木材加工機械は合計130台以上になるといいます。
モルダー加工機も複数の刃を自動交換するものが使用されていました。
特に、3次元加工機の多さには圧倒されます。
この日は階段材の加工を行っていました。
商品出荷は物件ごと、すなわち個別対応が基本で、スムーズな出荷・梱包の際も工夫が必要になります。
工場内のトラック集荷スペースは、朝の時間帯はトラックで大変混雑するとのこと。
なんと・・・「ふすま」も取り扱っています。ふすまの補修の様子を見学させてもらいました。
個人的に驚いたのが、4階建ての工場棟にある巨大なエレベーター。リフトも乗れるそうです。
見学を通じて、建築造作材の製作プロセスを幅広く知ることができ、学生はもとより、私にとっても多変勉強になりました。
最後になりますが、ご多忙の折に長い時間を割いて応対してくださった、
藤井ハウス産業㈱の藤井様、七里様に深謝いたします。
講師 石原 亘
















