2025年10月21日(火)
【授業報告】今年も…CLTの製作体験を行いました
昨年度から、授業「木質材料学」では、木質材料(合板、集成材、CLT、ボードなど)の専門家の方を招き、実習(製作体験)も取り入れた授業を行っています。
先日、昨年に引き続き、銘建工業㈱開発部の渡部さん(アシスタントとして同社の神田さん)に来校していただき、CLTに関して授業を行っていただきました。
銘建工業㈱の主力製品である集成材についても説明をしてもらいました。
今年は、特にCLTの品質管理や接着について長い時間を割いて説明してくれたように思います。
授業後半では、(昨年と同様に)小型のCLTの製作体験を行いました。
学生には貴重な経験になったかと思います。
実習では原料(ラミナ)の表面粗さや、接着から圧締までの時間の長短が接着性能にどのように影響するのかを体感してもらいました。
授業を通じて、CLTについてしっかり学べたかと思います。
(ちなみに、今年は作製したCLTを校内の屋外で暴露して、接着性能を検証してみることにしました。)
なお・・・渡部さんには、この後の講義「木材の性質と適材適所」(クリエーター科・木工専攻と木造建築専攻、エンジニア科・林産業コースの共通講義になります)にもゲスト出演してもらいました。
集成材やCLTにどのような樹種が使われているのか、またどのような理由で樹種を選択しているのか説明してもらいました。(いきなりのお願いで申し訳ありませんでしたが…)
お忙しい中、教鞭を振るっていただいた渡部さんにこの場を借りて深謝いたします。
講師 石原 亘