学長に報告しました!(自力建設2024「栞」)
ついに、学長へのご報告の日を迎えました。半年前の学長プレゼンの場面が、今でも大切な思い出として残っています。
他のメンバーが授業のため参加できず、三宅さん、増岡さんと3名で学長への報告を行いました。建築専攻の先生方もご同席くださり、報告に臨みました。
半年前にご説明した建設目標がどれほど達成できているのか、成果が認めていただけるか、学生たちは準備を進めながらも緊張した面持ちで学長の到着を待っていました。
学長がお越しになった後、私から、今回の建設の概要についてご説明しました、続いてタブレットを用いて、3棟の乾燥庫のリアルタイム温湿度データをお見せしました。
今回の設計条件には、広葉樹を自然エネルギーで乾燥させる実験のプラットフォームをつくること含まれていました。IOTシステムの導入は、定量・変量のデータを蓄積・分析することで、より広い視野で最適な乾燥手法を探るための「オープンなデータ基盤」を目指したものです。
報告の途中、乾燥庫内の温度がすでに50度近くまで上昇していた状況で、学長にも実際に庫内に入っていただき、「私まで乾燥されてしまいそうだね」と笑顔でおっしゃっていただきました。
庫内に敷いた石の種類がアカデミー棟と普及棟で異なっていたため、学長からは「実験プラットフォームとしての各ファクターを定量的に揃えることで、結果に説得力と再現性が生まれる」といったご助言も頂戴しました。これらの指摘を踏まえ、竣工式までに課題をひとつひとつクリアできるよう努力していきます。
3棟すべてをご視察いただいた後、学長から「よくやりましたね」とのお言葉をいただき、学生たちはほっと胸をなで下ろしました。
最後に、参加した3名の学生と学長先生、完成した乾燥庫「栞」を背景に記念撮影をとりました。
木造建築専攻学生:銭