自力建設「紡木人」基礎工事始まる!
こんにちは。
いよいよ紡木人の基礎工事が始まりました。
整地・地縄・丁張に続きケーツー工業の川上さんご指導の元作業を進めます。
紡木人のベース基礎は柱が設置される南北方向に敷く布基礎になります。
川上さんに布基礎位置を重機で掘ってもらい砕石、ステコンを打ちます。
ちなみに、砕石の役割は地盤の安定化、ステコンはベース基礎の墨出し下地になります。
続いて、ステコンの上に基礎ベース(布基礎)の墨出しをします。丁張に柱芯の位置に東西南北で水糸を引き、そこからステコンへ柱の中心線に墨を落とし、さらに図面を元にベース基礎端部の位置にも墨を引きます。これで基礎ベースの形がステコンに引かれました。
次に墨を元にステコンの上にベース基礎の鉄筋を組んでいきます。図面から鉄筋を寸法ごとで切り出します。そしてサイコロと呼ばれるモルタルブロックをステコンに敷き、その上に鉄筋を結束線で締め付け、固定していきます。今回は一部柱の柱脚部分にD ボルトという金物を使うため、布基礎にシース管という配管を一緒に埋め込みます。垂直に立てる必要があるため、鉄筋の固定方法に苦戦しました。
(鉄筋で組み上げたシース管)
そして基礎立ち上がり部分の木製型枠を作成します。
今回はベース基礎(布基礎) 部分は鋼製型枠、立ち上がり部分は木製型枠を採用することにしました。図面に合わせて合板を丸鋸で切り分け、基礎毎に型枠を作成していきます。
基礎作成の下地ができたので、まずはステコンに引いた墨を元にベース基礎用の鋼製型枠を並べていきます。
(組み上げ後の鉄筋と鋼製型枠)
そして、鋼製型枠にベース基礎用のコンクリートを流し込み、バイブレーターや金鏝を使いならしていきます。
(鋼製型枠にコンクリートを流し込む)
ベース基礎が固まった後、基礎立ち上がりを作成します。
ステコン同様ベース基礎に墨を落とし、型枠を設置していきます。
そしてばか棒とレベルポインターを使い、立ち上がり基礎の高さを決め、目印(オレンジ色の杭)が隠れるまでコンクリートを流し込みます。型枠から漏れないように慎重に作業を進めます。
最後、高さを揃え、水平を出すため表面張力でぎりぎり隠れるラインを皆で確認し、仕上げの流し込みをしました。
1週間程経った後、脱枠、土地を整備し、基礎の完成です。
基礎工事最終日、川上さんからドリンク1ケースをいただきました。
手取り足取り、丁寧にご指導頂いた上、ドリンクまで本当に有難う御座いました。
建て方に向けメンバー一同、粉骨砕身、頑張ります。
木造建築専攻1年 古池 康彰












