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2019年06月20日(木)

里山SUNDAYS(第2回) 山の保存食を調べる(1)伊吹山の薬草栽培地を訪ねて

生涯学習講座「里山SUNDAYS」は、揖斐川町の「星降る古民家」を拠点に、里山整備・古民家改修・食文化の3つの柱で田舎暮らしの技や作法を学ぶ月1回のクラブ活動です。2019年度は(一社)ヤマノカゼ舎と連携して「山の保存食カフェ」開業に向けた社会実験も進めながら、田舎暮らしに興味関心のある人たちのコミュニティを育んでいます。

 

6月は「山の保存食を調べる(1)伊吹山の薬草栽培地を訪ねて」と題して、揖斐川町春日地区の古屋集落と笹又耕地を訪ねました。当日は朝から生憎の雨でしたが、伊吹山の東山麓で薬草栽培と保存加工をの技術を継承しているAさんのお宅を訪ねました。

 

Aさんは、明治~大正期にこの地で活躍した「採薬師」の曾孫に当たり、お宅で薬草の保存加工や小さな畑をしています。6月~7月の開花期が薬草の収穫期になりますが、梅雨の晴れ間を縫っての採取・乾燥・加工の作業になります。庭先の畑には、イブキトウキ、ゲンノショウコ、ウツボグサ、カキドオシ、ドクダ、ヨモギミなどが見られました。

笹又耕地は雨のため車で登れる畑の中を少し見学するに留まりましたが、Aさんがカワミドリの苗を育てたり、トウキとヨモギを混ぜ植えしている畑を見学しました。

トウキは種を取るため開花期の晩めまで収穫を待ちますが、除草剤や肥料を使わない春日の薬草畑ではアオムシが厄介な害虫になるそうです。この日もまるまる太ったアオムシが付いていましたが、「こめんよ」と言いながらそっと駆除していたAさんが印象的でした。

このシリーズ(伊吹山の薬草文化と保存食)は7月以降も時機を見て続けます。参加ご希望の方は早めにお申し込みください。→里山SUNDAYS

 

担当:嵯峨創平(森林環境教育専攻)