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2021年08月30日(月)

専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」

木造建築の新しいかたち(その170)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」を開催しました。
これは、木造建築構造の現状について情報共有し、これからの木造建築構造のあり方について考えることを目的とする研修です。前半は「木造建築や木材に関わるトピック」に関する御講演をいただき、後半はこれからの木造建築に関して参加者皆さんとともに議論する内容となっています。
午前の部 9:30~12:30、午後の部 13:30~16:30として研修を実施しています。

今年度の第1回・第2回は「岐阜県産材の海外輸出」について、午前の部および午後の部を連続して、オンラインにて開催しました。

研修の様子

 

まずは、黒井 博美 氏(モッコク江舎 代表)を招いて、『韓国での木造建築再定着に寄与する軸組構法輸出戦略の提言及び検証』について御講演いただきました。

研修の様子

次に、中島 太 氏(岐阜県 林政部 県産材流通課 消費対策係 係長)より「岐阜県産材の海外輸出のとりくみ」について話題提供をいただきました。そして、私は「韓国への岐阜県産材の展開~木造軸組構法の構造 からのアプローチ~」について話題提供しました。

研修の様子

 

講演をしていただいた黒井さんが高知県で取り組んでいる「木造建築」×「観光ツーリズム」についてもいい議論ができました。

また、岐阜県産材の木材の輸出の業務を行っている実務者の方々の御参加もあり、岐阜県産材輸出業務における現状の切実な課題なども話題に挙がりました。民間で解決できる内容は既に民間で解決してきているので、民間では解決しきれないような課題を県や国が一つずつ解決することができるとこれまで以上に木材輸出が推進されていくのではないでしょうか。参加者には話題提供をしていただきました岐阜県の県産材流通課さんのほか、他県の林業政策課の方も御参加いただきましたので、ディスカッションでは今後の施策を考える上でヒントとなるような話題もたくさんあったことと思います。

研修の様子

さらに、韓国からの参加者(この方は、木材や建材の輸出入や木造建築の設計・施工などの事業を展開している韓国の実務者です。)もあり、韓国の木造建築に関する現状として、この昨今のコロナ禍における情報など、韓国の生の声を聴かせていただきました。

研修の様子

岐阜県ローカルな専門技術者研修も、世界を巻き込むグローバルな研修になってきています。とは言え、岐阜県に根差した実務者向け研修がベースですので、今後はグローカル(グローバル+ローカル)な専門技術者研修を目指していきたいと考えています。

後半のディスカッションでは、質疑応答やコメントなども非常に多く、盛り上がった専門技術者研修となりました。

 

今後のこの研修の予定は、以下の通りです。

◆第3回 令和 3 年9 月25 日(土)9:30~12:30 【オンライン実施】

『岐阜県博物館「旧宮川家住宅保存活用計画」策定と旧徳山村移築民家について』(仮題)
南本 有紀 氏(岐阜県博物館)

 

◆第4回  日時未定(コロナ対策で9/25午後の予定が延期となりました。)

『木材を利用するための建築確認申請、性能評価申請、構造適判申請について』(仮題)
望陀 佐和子 氏(株式会社 建築構造センター 木造課)

 

教授  小原 勝彦


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