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2017年07月18日(火)

CLT利用建物の視察:岐阜県地域森林監理士養成研修

岐阜県では、本年度から、地域における森林の管理及び経営に必要な専門的知識を有し、市町村行政の支援や民有林経営への助言等を行う人材として、「岐阜県地域森林監理士」を養成・認定していきます。この養成研修について、森林文化アカデミーにおいて実施することとしています。

 

本日の岐阜県地域森林監理士養成研修は、研修No.11「マテリアル(建築)」の2回目の研修として視察を実施しました。視察した建物は、アカデミーで開発された『中大規模建築用木造軸組構法CLT面材耐力壁』および『中大規模建築用木造軸組構法CLT面材水平構面』を利用している『手しごとの家(阿部建設)』です。

林業の方々は、自分たちが生産した木材が利用されている建築物を見る機会はほとんど無いようです。マーケティング(別研修ですが・・・)をするのであれば、生産した木材がどのように利用されているのかを室ことは非常に大切なことですし、基本中の基本であると思います。林業と建築は別業界なので、しょうがないのかもしれませんが、最終消費者(住まい手、施主や建物利用者など)のことを考えた林業がなされていないのは非常に残念です。この研修を機会に、林業の方も建築の方とお話しして、将来どのような木材を育てていくのがいいのかを考えるべきだと思います。

逆に、建築業界の方々も山のことを知らない方が多いのも事実です。建築の方も林業の方々とお話しして、どんな木が『旬(使い時)』なのかしっかり情報を持っておく必要があります。森林文化アカデミーの木造建築専攻では、山から木造建築そして、住まい手・施主・建物利用者などとコラボレーションした設計の学びができます。森林文化アカデミー木造建築専攻の学生は卒業後にニュータイプ(ちょっと古かったですね・・・)の設計者として活躍していくことを期待しています。

話を戻しますと、地域森林監理士の方々は、森林文化アカデミー木造建築専攻の卒業生との繋がりを構築することで、建築分野からの林業に有益な情報を入手できるのではないでしょうか。

視察では活発な質疑応答になり、皆さん熱心に受講されていました。

私が担当する岐阜県地域森林監理士養成研修は、本研修「研修No.11マテリアル(建築)」(研修2回)の他、「研修No.13木材流通(マーケットリサーチ)」(研修4回)の合計6回実施予定です。

 研修担当:准教授  小原 勝彦


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