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2017年07月08日(土)

木造建築の新しいかたち(その71)木質構造に関する住育の取り組み

実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」を開催しました。この一連の研修は、前半では講師の方に話題提供をしていただいて、後半では参加者の皆さん含めてこれからの木造建築構造についてディスカッションする、研修となっています。

第5回は、『CLTパネル工法の構造設計の実務』というテーマで、 渡邉須美樹 氏(株式会社木構堂 代表取締役)を講師にお招きしました。

木構堂さんは美濃加茂市にある木造専門の構造設計事務所で、CLTパネル工法の構造設計実務では日本でも第一人者です。設計済み物件は8棟であり、長崎県第1号建物、山梨県第1号建物、栃木県第1号建物、鹿児島県第1号建物などを含んでいます。設計中物件は9棟です。

CLTパネル工法の構造設計の実務についてお話を頂きました。CLTパネル工法の構造計算ルート1は、軸組構法の許容応力度計算に比べて、非常に簡単であることが分かりました。

数多くの設計事例の御紹介もあり、後半のディスカッションも非常に盛り上がりました。

准教授  小原 勝彦